2019年03月29日 08時00分 公開
特集/連載

オープンソースとクラウドプロバイダー(前編)MongoDBとAmazon DocumentDBの関係に見るオープンソース支援の在り方

MongoDBが自社の収益を守るためライセンスを変更した。するとAWSはMongoDB互換サービス「Amazon DocumentDB」を発表した。

[Cliff Saran,Computer Weekly]

 2019年1月、Amazon Web Services(AWS)が「MongoDB」互換のフルマネージド型データベースサービスを発表した。AWSの幅広く細部にまで及ぶ取り組みを考えると、この新しいサービスはMongoDBのビジネスモデルに深刻な影響を及ぼす可能性がある。

 AWSが発表したのは「Amazon DocumentDB」という、MongoDBと互換性があるサービスだ。Amazon DocumentDBは高速かつスケーラブルで、可用性の高いフルマネージド型ドキュメントデータベースサービスで、MongoDBのワークロードをサポートするという。

 AWSのサービスとして運用する同社の動きは、MongoDBやその他のオープンソースデータベースのライセンス方式が変更されることに呼応しているように思える。

 2018年10月、MongoDBの設立者兼CTOを務めるエリオット・ホロウィッツ氏は、同社の収益がパブリッククラウドプロバイダーに食い逃げされるリスクを受けて、MongoDBのオープンソースライセンスを変更。収益を保護するため、「Server Side Public License」(以下、サーバサイドライセンス)を導入した。

ルールを曲げる

 MongoDBがライセンスを変更し、クラウドプロバイダーがそのサポート収益源を奪えないようにした制約を、Amazon DocumentDBが都合良く回避しているという事実は、オープンソースコミュニティーで許容される行動のルールをAWSが曲げている可能性があることを示している。




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