前編(Computer Weekly日本語版 3月20日号掲載)では、MongoDBとAmazon DocumentDBの関係からオープンソースとクラウドプロバイダーの在り方を見た。
後編では、2度のライセンス変更を行ってこの問題を模索するRedis Labsの動向を紹介する。
Redis Labsは自社のデータベースモジュールをオープンソースから切り離し、そのソースコードへのアクセスに新たな商用ライセンスを適用する。同社のインメモリデータベース「Redis」のライセンスを変更するという決断は、同製品のコミュニティーの意見を取り入れる形で下された。同社は、以前使っていたライセンスである「Commons Clauseで修正したApache License 2.0」を「Redis Source Available License Agreement」に置き換えた。
Redis Labsがライセンスを変更したのは、無償のRedisのコードを使ってクラウドプロバイダーがマネージドサービスを開発するのを防ぐことが目的だった。
Redisコアとツールには、引き続き3条項BSDライセンスが適用される。オープンソースのRedisコアは、レプリケーション、自動フェイルオーバー、データ永続化、クラスタ化など、分散データベースシステムを運用するのに必要な要素を全て備えている。
同社が新たに導入したRedis Source Available License Agreementは、Redisをベースにデータベースエンジンを構築している全ての企業に適用される。
同社CEOのオフェル・ベンガル氏は英Computer Weeklyのインタビューに答え、この変更について次のように語った。
続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。
マーケティングDXをけん引するリーダーの役割
デジタルツールとデータを活用することで優れた顧客体験を提供するマーケティングDXの推...
コロナ禍で変化した採用トレンドとこれからの採用メディア戦略
デジタルシフトで新卒採用の在り方が変化しています。企業と接触するタイミングが早まり...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2022年7月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。