2021年02月02日 05時00分 公開
特集/連載

音響大手Boseに聞く、サプライチェーンの混乱をいち早く察知する4つの要素とはBoseのサプライチェーン強化【中編】

音響メーカーBoseはサプライチェーン強化に向けてシステム構築を進める際、サプライチェーンの混乱を察知し迅速に対処するために、幾つかの要素を重視したという。何を重視しているのだろうか。

[Jim O'Donnell,TechTarget]

 前編「音響大手Boseが『サプライチェーン強化』を決意した理由 東日本大震災が契機」の通り、大手オーディオ機器メーカーBoseは2011年に世界各地で発生した災害をきっかけに自社のサプライチェーンを見直し、サプライヤーのリスクを最小限に抑えるための取り組みに着手した。同社は2013年にResilincのサプライチェーン管理(SCM)システムを導入し、サプライチェーンの回復力を高める施策を実施した。

 サプライチェーンの混乱を察知して対処するための施策を構築する際、Boseは次の5つの要素に注目した。1〜4番目の要素はサプライチェーンにおける混乱を察知することを重視する。一方で5番目の「危機管理」は対処を重視する。本稿は1〜4番目の要素を解説する。

  1. サイトマッピング
  2. 財務分析
  3. 社会的責任
  4. 事業継続計画
  5. 危機管理

サプライチェーンのトラブルを察知するための4要素

サイトマッピング

 ResilincのSCMシステムに基づいて、Boseはサプライヤーの拠点(サイト)をマップ化(サイトマッピング)している。このマップが、サプライチェーンの回復力を高める施策の基盤となる。

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