システムのクラウドサービス移行を成功させるためには、綿密な移行ロードマップの策定が必要だ。あれもこれもとむやみに移すのではなく、自社に本当に必要な移行計画を立てるために何が必要だろうか。
クラウドサービスの真のメリットを生かすには、オンプレミスのインフラからクラウドサービスへの戦略的な移行ロードマップが必要だ。だが最高情報責任者(CIO)は総じて最小限の計画しか立てずに、行き当たりばったりの方法で自社システムのクラウドサービス移行を続けている。
「SaaS」(Software as a Service)や「IaaS」(Infrastructure as a service)の利用が広がる中で、クラウドサービスでさまざまなシステムを実行し、うまく使いたいと考えているCIO(最高情報責任者)もいるだろう。いまだシステムの大半をオンプレミスのインフラで運用している企業は、クラウドサービスへの移行を進めなければならないという大きなプレッシャーを感じている。
プレッシャーを感じる理由はさまざまだ。「IT部門をデータセンタービジネスから脱却させる」ためにクラウドサービスに全面移行したいと考える経営陣もいれば、コストを最適化し、リスクを最小限に抑えてアジリティ(俊敏性)とスケーラビリティ(拡張性)を強化するためにシステムの一部を移行したいと考える経営陣もいる。
システムをむやみにクラウドサービスに移行させるだけでは計画は失敗に終わる。だからこそCIOにはロードマップが必要だ。
企業がシステムのクラウドサービス移行に着手する前に、考えるべきポイントは4つある。まずはそのうち2つを紹介する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...