クラウドコンピューティングの進化に伴い、アプリケーションは単一のソフトウェアではなく、サービスの集合体となっている。そのため企業は、これまでのクラウド移行の手法を再検討する必要がある。
クラウドコンピューティングの初期に、調査会社Gartnerはアプリケーションのクラウド移行に関する以下の5つのアプローチを定義した。同社はそれぞれの頭文字を取リ、これらを「5つのR」と呼んだ。
この5つのRが、現在でも適切かどうかに疑問を持つユーザー企業もある。本稿では最新のクラウドを念頭において5つのRを振り返り、アプリケーションのクラウド移行プロセスを考え直す。
リホスティングは「リフト&シフト」とも呼ばれ、企業がアプリケーションをオンプレミスのシステムからクラウドの仮想マシン(VM)へ移動するときのアプローチだ。このアプローチでは、クラウドへの配備に必要なパラメーターの調整以外には、アプリケーションに大きな変更は加えない。
アプリケーションの更新よりもサーバの集約に重点を置いている場合、リホスティングが有用であることに変わりはない。ただし今日では、VMよりもコンテナに興味を持ち、スケーラビリティとレジリエンシー(障害復元性)の向上を目指す企業が少なくない。コンテナを使用する場合、企業はアプリケーションの配備モデルを標準化する必要がある。このモデルに適合していないアプリケーションには変更を加えなければならない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...