Gartnerお墨付きのクラウド移行手法「5つのR」は今でも有効か?新たに検討が必要な「2つのR」

クラウドコンピューティングの進化に伴い、アプリケーションは単一のソフトウェアではなく、サービスの集合体となっている。そのため企業は、これまでのクラウド移行の手法を再検討する必要がある。

2019年04月17日 05時00分 公開
[Tom NolleTechTarget]
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 クラウドコンピューティングの初期に、調査会社Gartnerはアプリケーションのクラウド移行に関する以下の5つのアプローチを定義した。同社はそれぞれの頭文字を取リ、これらを「5つのR」と呼んだ。

  • リホスティング
  • リファクタリング
  • リバイス(更新)
  • リビルド(再構築)
  • リプレース(置き換え)

 この5つのRが、現在でも適切かどうかに疑問を持つユーザー企業もある。本稿では最新のクラウドを念頭において5つのRを振り返り、アプリケーションのクラウド移行プロセスを考え直す。

1.リホスティング

 リホスティングは「リフト&シフト」とも呼ばれ、企業がアプリケーションをオンプレミスのシステムからクラウドの仮想マシン(VM)へ移動するときのアプローチだ。このアプローチでは、クラウドへの配備に必要なパラメーターの調整以外には、アプリケーションに大きな変更は加えない。

 アプリケーションの更新よりもサーバの集約に重点を置いている場合、リホスティングが有用であることに変わりはない。ただし今日では、VMよりもコンテナに興味を持ち、スケーラビリティとレジリエンシー(障害復元性)の向上を目指す企業が少なくない。コンテナを使用する場合、企業はアプリケーションの配備モデルを標準化する必要がある。このモデルに適合していないアプリケーションには変更を加えなければならない。

2.リファクタリング

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