2021年08月17日 08時00分 公開
特集/連載

AIの次の鍵は「メンタル共有モデル」人間に劣る危機対処能力

人間の危機対処能力はAIをはるかに上回る。AIは異常の説明や解決能力を持たない。AIが臨機応変な対応力を獲得する鍵はメンタル共有モデルにあるという。

[Fred Werner,Computer Weekly]
iStock.com/ipopba

 AIは生活のさまざまな場面で使われるようになった。だが信頼性に対する懸念もある。危機に際してはAIよりも人間の直感の方がはるかに上回る。特に経験と専門知識が求められる分野で働く人間の信頼性は明らかに高い。

 米カリフォルニア大学バークレー校のトッド・ラポルテ氏、ジーン・ロクリン氏、カーリーン・ロバート氏の研究によって、航空管制官や原子力発電所のオペレーターなど、特定の専門家は危険な状況でも信頼性が高いことが分かっている。

 米オレゴン州立大学のトーマス・G・ディータリッヒ氏(名誉教授、インテリジェントシステム研究のディレクター)によると、こうした専門家は間違いを見つけてそれを封じ込め、その状況から回復する臨機応変な問題解決能力を育てているという。

 それは「失敗を先取り」するためだ。専門家は異常やニアミスを絶えず監視し、それをシステムに障害が起きる兆候として扱っている。専門家ははるかに高いレベルで「状況を認識」し、専門知識に従うタイミングを理解している。

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