「最終的にはユーザーに恩恵」と専門家
「Office、OutlookのAndroidアプリがChromebookで利用不可」に専門家が歓迎の謎
「Office」と「Outlook」のAndroidアプリがChromebookでは利用できなくなり、今後はWebアプリのみの提供になる。選択肢が狭まるものの、この変更は最終的にはユーザーに恩恵をもたらすとの声もある。それはなぜか。
Microsoftは2019年9月、ノート型デバイス「Chromebook」向けのオフィススイート「Microsoft Office」とメールクライアント「Outlook」について、Webアプリケーションのみを提供する方針に変更した。Microsoftは、GoogleのモバイルOS「Android」向けにOfficeやOutlookのネイティブ(インストール型)アプリケーションを提供しており、従来はこれらをChromebookでも利用できるようにしていた。今回の措置により、Chromebook ユーザーはOfficeおよびOutlookのAndroidアプリケーションを利用できなくなる。
それでも「ユーザーは最終的には恩恵を受ける」と専門家が語る理由は?
2021年8月、Microsoftはサポートページにおいて、ChromebookのWebブラウザでOfficeおよびOutlookのWebアプリケーションを利用する手順を紹介した。エンドユーザーは今後、以下の方法でこれらのWebアプリケーションを利用できる。
- 個人のMicrosoftアカウントでOfficeおよびOutlookのWebポータルにサインインする
- サブスクリプション型オフィス製品群「Microsoft 365」(Office 365)に関連付けられているアカウントでサインインする
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で、特に教育機関の間でChromebookの導入が広がった。オンラインで授業に参加しなければならない学習者のために、教育機関が安価なChromebookの導入を急速に進めたからだ。企業向けの販売はまだ軌道に乗っておらず、GoogleはChromebookの企業向け販促に向けて、デバイスベンダーとの提携に乗り出している。
「Chromebook向けにWebアプリケーションとAndroidアプリケーションの2つのバージョンを維持・管理する必要がなくなったため、Microsoftの開発者は恩恵を受ける」。こう語るのは、調査会社Constellation Researchのアナリスト、ホルガー・ミュラー氏だ。Microsoftの開発者が単一バージョンの開発に集中できるようになれば、アプリケーションの安定性向上や機能追加が進む可能性が高まるなど「最終的には全てのユーザーに恩恵が及ぶ」とミュラー氏は考える。
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