ソフトウェアのバグ発生は避けられないが、IT部門の対処によってダメージを最小限に抑えられる。いざというときに備え、IT部門の手引きになるバグ対処のチップスを集めた。
自社が使っているソフトウェアにバグ(不具合)が見つかった――。こうした報道を耳にしたとき、IT担当者は長い一日が始まることを覚悟しなければならない。
ソフトウェアのバグは企業にとって重大な問題だ。IT担当者は上司や取引先からメールが殺到し、至急の対処を要求される。一般的なバグなら通常のメンテナンスサイクルで修正すればよいのだが、報道されるほど世の中の関心を集めているバグはそうはいかない。IT担当者はどう動けば、自社を被害から守れるのか。
重大なバグの発見は企業にとって無視できない問題だ。仮にシステムが正常に稼働しているとしても、迅速に対応しなければならない。バグに関する報道はIT担当者のみならず、上層部の耳にも入る可能性がある。さまざまなところから圧力がかかるIT担当者が、冷静さを保って修復に取り組むには、あらかじめ手順を決め、それを実施することが重要だ。
複数のシステムに影響が及びかねないバグには、IT部門全員で対処に当たらなければならない。ここでポイントになるのは「人が多ければ多いほどよい」と考えるよりも、「人をどう動かすか」について知恵を絞ることだ。慌てふためいて決断を下すと間違いや混乱が生じ、問題の悪化につながる可能性がある。IT部門のリーダーは部員の分担を決めた上で、密にコミュニケーションを取りながらチームの動きを統括することになる。
第2回は、バグが発生した際のコミュニケーションのポイントを説明する。
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