iOSデバイスに、App Storeにないアプリケーションをインストールする必要が生じた場合、IT担当者は何に気を付ければよいのか。危険があるポイントやリスクの緩和策を解説する。
AppleのスマートフォンOS「iOS」は自由度が低く、全てのアプリケーションを同社公式ストア「App Store」から入手する必要があると考える人がいる。だが必ずしもそうとは限らない。同社は特定用途に向けて、App Store以外からアプリケーションを入手する「サイドロード」によるアプリケーションのインストール方法を用意している。とはいえサイドロードしたアプリケーション(「野良アプリ」とも呼ばれる)は、攻撃者がマルウェアを「iPhone」などのiOSデバイスに送り込む入り口となり得る。
リスクを理解した上で、それでもサイドロードが必要な企業は、
を十分に確認しなければならない。
iOSでのサイドロードには、アプリケーションの導入や実行に関する制限を解除する「Jailbreak」(脱獄)が必要な場合がある。脱獄はiOSデバイスを危険にさらす。もし脱獄が必要だということになれば、IT担当者は自社のサイバーセキュリティモデルを検討し直すべきだ。
野良アプリをiOSデバイスにインストールするのは、セキュリティの観点から見て良いものではない。モバイルセキュリティベンダーLookoutによれば、サイドロードされたiOS用アプリケーションは、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使ってデバイスへ自由にアクセスできるようになる可能性がある。
iOSデバイスでサイドロードをする場合、特に仕事用のデバイスについては、十分に注意する必要がある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...