Appleは特定用途に向けて、App StoreにないアプリケーションをiOSデバイスにインストールする「サイドロード」の方法を用意している。具体的な方法を紹介する。
「サイドロード」は、「App Store」「Google Play」といった公式アプリケーションストア以外からアプリケーションを入手することを指す。Appleは特定用途に向けて、スマートフォンOS「iOS」でサイドロードしたアプリケーション(「野良アプリ」と呼ばれる)を利用する方法を用意している。どのような方法なのか。詳しく見ていこう。
iOSのユーザー企業に対して、Appleは社内向けの独自iOSアプリケーションを開発、配布できるようにするプログラム「Apple Developer Enterprise Program」(ADEP)を用意している。ADEPのユーザー企業が、独自iOSアプリケーションをサイドロードする方法は2つある。モバイルデバイス管理(MDM)を使う方法と、自社運用するアプリケーション配布用Webサイト(以下、社内サイト)を使う方法だ。
AppleはMDMを使う方法を推奨している。独自アプリケーションの実行に必要なデジタル証明書の配布を自動化できるからだ。社内サイトを使う場合、ユーザー企業はエンドユーザーに以下の手順を踏んでもらうことで、独自アプリケーションのサイドロードが可能になる。
アプリケーションをサイドロードする際には注意点がある。Appleがインターネットを介して、iOSデバイス内のデジタル証明書を定期的に再検証する必要があることだ。再検証ができず、デジタル証明書が失効すると、サイドロードしたアプリケーションは使えなくなる。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...