企業の間でWANの必要性を見直す動きがある。VPNなど拠点間WANを廃止すればコストも手間も削減できる可能性がある。どのような点を検討しているのか。
テレワークの広がりを受けて、企業は以前から利用してきたインフラやITツールの見直しを図るようになった。その中でも重要な判断になるのは、「拠点間を接続するWANは必要なのかどうか」という問題だ。
これは「『MPLS』(マルチプロトコルラベルスイッチング)ベースのVPN(仮想プライベートネットワーク)を『SD-WAN』(ソフトウェア定義WAN)に移行する」というだけの話ではない。VPNを含めた拠点間のWANを完全に廃止すべきかどうか、という点を企業は検討している。
企業が拠点間のWAN廃止を検討する背景には、次の4つの動きがある。
これらの4つの動きを前提にすると、小規模な拠点のWANをMPLSベースのVPNからインターネット回線に置き換えることは可能だ。ZTNAや、ソフトウェアによってネットワーク境界を制御する「SDP」(ソフトウェア定義境界)を利用して、セキュリティと拡張性の向上の両立を目指す企業もある。
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