企業の間でWANの必要性を見直す動きがある。VPNなど拠点間WANを廃止すればコストも手間も削減できる可能性がある。どのような点を検討しているのか。
テレワークの広がりを受けて、企業は以前から利用してきたインフラやITツールの見直しを図るようになった。その中でも重要な判断になるのは、「拠点間を接続するWANは必要なのかどうか」という問題だ。
これは「『MPLS』(マルチプロトコルラベルスイッチング)ベースのVPN(仮想プライベートネットワーク)を『SD-WAN』(ソフトウェア定義WAN)に移行する」というだけの話ではない。VPNを含めた拠点間のWANを完全に廃止すべきかどうか、という点を企業は検討している。
企業が拠点間のWAN廃止を検討する背景には、次の4つの動きがある。
これらの4つの動きを前提にすると、小規模な拠点のWANをMPLSベースのVPNからインターネット回線に置き換えることは可能だ。ZTNAや、ソフトウェアによってネットワーク境界を制御する「SDP」(ソフトウェア定義境界)を利用して、セキュリティと拡張性の向上の両立を目指す企業もある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...