企業の間でWANの必要性を見直す動きがある。VPNなど拠点間WANを廃止すればコストも手間も削減できる可能性がある。どのような点を検討しているのか。
テレワークの広がりを受けて、企業は以前から利用してきたインフラやITツールの見直しを図るようになった。その中でも重要な判断になるのは、「拠点間を接続するWANは必要なのかどうか」という問題だ。
これは「『MPLS』(マルチプロトコルラベルスイッチング)ベースのVPN(仮想プライベートネットワーク)を『SD-WAN』(ソフトウェア定義WAN)に移行する」というだけの話ではない。VPNを含めた拠点間のWANを完全に廃止すべきかどうか、という点を企業は検討している。
企業が拠点間のWAN廃止を検討する背景には、次の4つの動きがある。
これらの4つの動きを前提にすると、小規模な拠点のWANをMPLSベースのVPNからインターネット回線に置き換えることは可能だ。ZTNAや、ソフトウェアによってネットワーク境界を制御する「SDP」(ソフトウェア定義境界)を利用して、セキュリティと拡張性の向上の両立を目指す企業もある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...