「VPN」は安全なテレワークを実現するための重要な技術だ。暗号化の方法からVPNサービスの種類まで、VPNに関連する主要な用語を理解しよう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、企業の間で在宅勤務などのテレワークの導入が一気に広がった。長期的に考えても、パンデミック(世界的な感染症の大流行)の記憶が残っている間はテレワークが廃れることはないだろう。
テレワークの必需品と言えるのが「VPN」(仮想プライベートネットワーク)だ。VPNを利用することで、テレワーク中の従業員もオフィスにいるときと同様に、安全に仕事ができる。フルタイムでテレワークをする場合、時々テレワークをする場合、臨時で長期間テレワークをする場合の全てにVPNが有効だ。
広く活用されるVPNだが、その関連用語は他のネットワークセキュリティの用語と同じく分かりにくい。VPNを理解する上で最低限知っておくべき用語が幾つかある。VPNサービスの種類も交えて、関連する12個の重要用語を解説する。
「AES」(Advanced Encryption Standard)は固定長のデータを単位とする、共通鍵暗号方式の暗号アルゴリズム「ブロック暗号」の一種。機密性の高いデータを暗号化し、保護するために開発され、世界規模で導入されている。米国政府も機密データの保護にAESを使用している。AESは公開鍵暗号方式の暗号アルゴリズム「RSA暗号」(RSA:Rivest-Shamir-Adleman)と対比されることがある。VPNサービス事業者はVPNサービスの暗号化の方式として、一般的にはAESかRSA暗号を使用している。
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