iPhoneユーザーが知っておくべき「iOS」の危険な脆弱性と対策OS更新やメッセージアプリに潜む脅威

「Android」と比べて安全だといわれてきた「iOS」も、脅威と無縁ではない。企業のセキュリティを脅かすiOSの脆弱性について、IT部門は何をすればよいだろうか。

2019年09月30日 05時00分 公開
[Colm WarnerTechTarget]
画像

 Appleのスマートフォン「iPhone」が搭載する「iOS」は、企業が利用するモバイルデバイスのOSとして普及している。専門家は長年の間、iOSを比較的安全なモバイルデバイス用OSだと見なしてきた。

 この数年で「Android」のセキュリティ対策も強化されてきた。Googleは、有害なアプリケーションからデバイスを保護するセキュリティ機能「Google Playプロテクト」や、Androidのアーキテクチャを刷新する取り組み「Project Treble」などを通じ、企業向けAndroidデバイス管理プログラム「Android Enterprise」の強化を重視するようになった。

 セキュリティの観点から見ると、iOSもAndroidもビジネスでの実用性がある。企業のモバイルデバイス管理者は、利用中のモバイルデバイスが直面する脅威について理解しておく必要がある。

 以下では、iOSデバイスを利用している企業のモバイルデバイス管理者が、企業のセキュリティを脅かすiOSの脆弱(ぜいじゃく)性について知っておくべきことを紹介する。どの脆弱性にどのようなパッチがあるかを把握し、iOSの全般的なセキュリティについて理解することは重要だ。

iOS脆弱性は攻撃者にとって“魅力的”

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news078.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年3月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news051.jpg

Cookieレスの時代 「リターゲティング広告」にできることはまだあるか?
プライバシーの在り方が見直されようとしているこの変革期をデジタル広告はどう乗り越え...

news183.jpg

ドン・キホーテが「フォートナイト」に登場 狙いは?
「フォートナイト」のインタラクティブな体験を通じて、国内外の若年層や訪日観光客との...