iOSデバイスにApp Storeにないアプリケーションをインストールすることは、メリットがある半面リスクも伴う。どのような危険性があるのか。
Appleの「App Store」をはじめとする公式アプリケーションストア以外からアプリケーションを入手する「サイドロード」は、なぜ危険なのか。根本的な問題は、アプリケーションの配布元が
点だ。
AppleはApp Storeでアプリケーションを承認、配布可能にする前に、そのアプリケーションがマルウェアかどうかを審査する。もちろんApp Storeにあるアプリケーションも絶対安全だとは言えないものの、サイドロードしたアプリケーション(「野良アプリ」とも呼ばれる)を使うことは、未開拓の世界に飛び込むくらい危険なものだ。
セキュリティに対するAppleのアプローチは、「ウォールドガーデン」(壁に囲まれた庭)と呼ばれる。同社がスマートフォンOS「iOS」内の全てのアプリケーションやサービスを事前承認するからだ。スマートフォン「iPhone」などの同社製品ユーザーやアプリケーションベンダーが好きなことを試せる自由度よりも、セキュリティを優先している。
iOSデバイスにアプリをサイドロードすることは、「ウォールドガーデンの門を開く」ことを意味する。それでマルウェアに感染してしまっては、セキュリティが台無しだ。サイドロードのリスクがメリットを上回るかどうか、IT担当者はケースバイケースで検討しなければならない。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
CMOはつらいよ マッキンゼー調査で浮かび上がるAI時代の厳しめな業務実態
生成AI、研究開発、価格戦略……。慢性的なリソース不足の中でマーケターの業務範囲はま...
「リンクレピュテーション」とは? SEO対策や注意点もわかりやすく解説
「リンクレピュテーションって何のこと?」「なぜ重要?」「リンクレピュテーションを意...
MAツール「MoEngage」 DearOneが日本語版UI提供へ
NTTドコモの子会社であるDearOneは、AI搭載のMAツール「MoEngage」の日本語版を2025年1月...