企業向けストレージ市場において、過去10年ほどに起きた変化と、それを受けてシェア上位を占める8社の戦略がそれぞれどのように変化してきたのかを振り返る。ComputerWeeklyのシリーズ記事のまとめだ。
過去10年、多くの技術革新が起きたが、業界をけん引するストレージベンダーの名前は以前と変わっていない。とはいえ、各社のシェアには一定の変化がある。一方で10年を振り返ると、技術面でもさまざまな進化があった。本稿はストレージ業界に新たに登場した、あるいは普及したストレージ技術を振り返るとともに、ストレージベンダー8社のシェアの変化を分析する。
ここ10年でストレージ業界に登場、普及したストレージ技術や製品・サービスとして、以下が挙げられる。
クラウドサービスとオンプレミスシステムを組み合わせるハイブリッドクラウド環境に対応したストレージの提供は近年業界の大きなテーマなっていた。最近では、AIワークロード(AI関連の処理タスク)のニーズが拡大し、多くのストレージ製品の進化に影響を与えている。
NetAppやPure Storageなど、ストレージ管理からより明確にデータ管理へと製品戦略の方向性を変えるベンダーもある。
比較的新しく市場に参入したLenovoは印象的な躍進を遂げた。NetAppなどと提携し、中小企業向けストレージに特化することにより、調査会社IDCのランキングでは市場シェア4位にまで浮上した。
調査会社IDCの調査による、2023年の企業向けストレージ市場シェアの割合(かっこ内は2022年)と、ComputerWeeklyによる分析は以下の通り。
翻訳・編集協力:雨輝ITラボ(リーフレイン)
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