AIを標準装備した攻撃者が日本語の違和感すら消し去り、従業員が使う「シャドーAI」が機密を垂れ流す――。2026年、従来の境界型防御神話は完全に崩壊する。生存戦略とは。
大型のランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃は決して対岸の火事ではなく、日本企業にも大きな損害を与える。2025年は、アサヒグループホールディングス(アサヒGHD)やアスクルへの攻撃を通じて、そんなことに実体感をもたらす年になった。2026年はどうなるのか。日本企業が直面することになりそうな「5つの脅威」を予測し、防御戦略のポイントを紹介する。
象徴する脅威:AI(人工知能)の利用が“当たり前”になった攻撃
2026年、攻撃者はAIを使っていることすら隠さなくなるだろう。もはや「AIを使った攻撃」は特別ではなく、標準装備になる可能性がある。
象徴する脅威:内部侵入を前提とした攻撃
2026年、攻撃者はこう考えるだろう。「侵入できない企業? そんなものは存在しない」
象徴する脅威:IT部門が承認していないIT/AI利用「シャドーIT」「シャドーAI」の暴走
2026年、最大の敵は「悪意のない従業員」かもしれない。
象徴する脅威:経営・業務プロセスを突く攻撃
2026年、攻撃者はこう囁くだろう。「技術より、人のほうが狙いやすい」
象徴する脅威:静かで選別的な恐喝
2026年のランサムウェアは、全部暗号化しない。騒がない。一番痛いところだけを突く。
結論はシンプルだ。
2026年の最大の脅威は、「新しい攻撃」ではない。昔の前提のまま、対策を続けていることと言えるだろう。
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