SNSでは「静かな退職」「ゴーストジョブ」などの流行語があふれかえっている。これらの流行語は新しいように思えるかもしれないが、実際には長年、問題になっていた慣習も幾つかある。今回は米Informa TechTargetの記事から「静かな崩壊」について紹介する。
短文投稿サイト「X」やビジネス向けSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)「LinkedIn」では、HR関連の流行語があふれかえっている。これらの流行語は新しいように思えるかもしれないが、実際には長年、問題になっていた慣習も幾つかある。米Informa TechTargetの記事「68 trending HR buzzwords」からそうした用語を紹介する。
「静かな崩壊(クワイエットクラッキング)」とは、従業員が職場で長期にわたって不満を抱き続けることで、仕事への意欲を失い、生産性が低下し、最終的に離職の可能性が高まることを指す。
この現象は、多くの人が一斉に仕事を辞めた「大退職時代」ほど目立つ動きではないが、長期的にはそれと同等の悪影響を及ぼす可能性がある。コンサルティング企業Gallupが発表した「State of the Global Workplace: 2023 Report」によると、意欲を失った従業員による世界的な経済損失は8兆8000億ドル(約1300兆円)にも上るとされる。
静かな崩壊はいつでも起こり得るものだが、厳しい労働市場や経済的な先行きの不透明さが重なると、労働者はより不安を感じ、モチベーションが低下しやすくなる。この問題を放置して悪化させてしまうと、仕事のパフォーマンス低下を招き、最終的には従業員の離職につながる。
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