Apple、Leopard Serverの仮想化を許可Mac OS X Leopardから可能に

Leopard Serverでは、1台のApple Xserve上で複数のライセンスコピーのLeopard Serverを実行できる。ただし、仮想化プロバイダーのソフトウェアが同プラットフォームをサポートすることが条件だ。

2007年11月21日 04時45分 公開
[Alex Barrett,TechTarget]

 Appleは自社のOSの動作は自社のハードウェア上でしか認めないという方針を堅持しているが、こと仮想化に関するかぎり、同社はやや態度を軟化させた。

 Appleのエンドユーザーライセンス(EULA)によると、10月末に出荷されたMac OS Xの最新版である「Leopard Server」では、ライセンシーは1台のAppleブランドのサーバプラットフォーム上で複数のライセンスコピーのLeopard Serverを実行できるとされている。従来のAppleのEULAでは、1台のハードウェアプラットフォーム上でMac OS X Serverの1つのインスタンスを実行することしか許されなかった。

 この変更を最初に報告したのは、ウィスコンシン・マディソン大学のシニアシステムエンジニア、デイブ・シュローダー氏だ。同氏はこの変更について「MacEnterprise.org」メーリングリストに投稿し、Appleのサーバハードウェアの有効活用を可能にするものとしてこの動きを歓迎した。

 「当大学では、AppleのXserve(Appleのサーバハードウェアプラットフォーム)の大半が稼働していないが、さまざまな理由でMac OS X Serverを各マシンにインストールする必要がある。複数のMac OS X Serverを1台のサーバマシンに統合できれば素晴らしいのだが。そうなれば、コストを大幅に削減できるため、多数のタスクにおいてMac OS X Serverが再び魅力的な選択肢になるだろう」とシュローダー氏は記している。

関連ホワイトペーパー

Apple | 仮想化 | サーバ | VMware


ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...