Delphi 2009で追加された3つの便利な機能をコードで検証Delphi 2009にバージョンアップする意味はあるか?

Delphi 2007と比べて、Delphi 2009では大きく3つの注目すべき要素が追加された。開発するに当たって何が便利になったのか。どこが使いやすくなったのか、見ていこう。

2008年11月11日 07時55分 公開
[細川淳]

 2008年8月28日に「Delphi 2009」の出荷が開始された。これは、WindowsアプリケーションのRAD(Rapid Application Development)として定評のある「Delphi」の最新バージョンとなる。Delphiは、1995年に発売された「Delphi 1.0」から数えて13年目という長い歴史を持つ開発環境である。近年では、Windowsアプリケーションの開発はもとよりWebサービスの構築まで可能になるなど、さまざまな拡張を経て発展してきた。

 Delphi 2009は提供元がエンバカデロ・テクノロジーズとなってから初めての製品となる。早速、生まれ変わったDelphi 2009を見ていこう。

大きなポイントはUnicode対応

  Delphi 2009を起動した際の画面は「Delphi 2007」とほとんど変わらない(画面1)。

photo 画面1:Delphi 2009の起動画面 《クリックで拡大》

 実際にコードを編集する画面やフォームデザイナも変わっていないように見える(画面2、画面3)。今まで通りコードエディタがあり、オブジェクトインスペクタ、プロジェクトマネージャなどが表示されている。一見すると大したバージョンアップとは思えないDelphi 2009 だが、Delphi 2007と比べさまざまな変更が加えられている。


photo 画面2:Delphi 2009のコード編集画面 《クリックで拡大》

photo 画面3:フォームデザイナの画面。Delphi 2007の画面とほとんど同じだ 《クリックで拡大》

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