大企業向けERP最大手のSAPジャパンがIFRSへの取り組みを加速させている。イベントを立て続けに開催。社内体制も整えた。「IFRSは経営の問題」と考える同社は顧客企業をどう支援するのか。
大企業向けERP最大手のSAPジャパンにとってIFRSは追い風の1つだ。顧客企業の多くが上場企業であり、グローバル展開している。IFRS適用に向けてERPや連結システムでの対応が求められる企業が多いと考えられる。SAPは2009年秋から相次ぎ、大規模なIFRS関連のイベントを開催してきた。その中で伝えられたメッセージはインタビューでもあるように「IFRSは経営の問題」ということだ。同社は顧客企業をどう支援するのか。SAPジャパンのバイスプレジデント ビジネスユーザー&プラットフォーム事業本部 副本部長 桐井健之氏、ソリューション本部 エンタープライズマネジメントFCM マネージャーの多川健太郎氏に聞いた。
――SAPのユーザーが今後IFRS対応をするうえで、どのように考え、どのように対応するのがいいでしょうか?
桐井氏 IFRSは経営の問題と思っています。制度対応であればいま何かをする必要はありませんが、経営管理の問題であれば、日本の企業が本当の意味でグローバルスタンダードにコミットできるのか、コミットできないのかを考える必要があります。いままでは生産拠点を海外に持ったり、海外企業と取引きを行うなどしてきた企業が多いですが、本当の意味で経営のマネジメントモデルをグローバルスタンダードに合わせてきたかというとそうではなかったのではないでしょうか。
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