メビックスの大規模臨床研究事業に参加表明した医療機関に対して、そのデータ入力ツールとしてiPadを貸し出す。
エムスリーとメビックスは6月11日、米国アップルのタブレット型端末「iPad」を300台導入し、医療機関に無償で貸し出すと発表した。
メビックスによると、近年「科学的な根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)」の重要性に対する認識の高まりに伴い、臨床現場においてさまざまなエビデンス構築が進められているという。メビックスが運営する大規模臨床研究において、エムスリーの医師向け情報提供Webサイト「m3.com」を通じて試験参加を表明した医療機関300施設に対して、iPadを貸し出す。両社では、これにより大規模臨床研究のより迅速な運営を支援するとしている。
また、エムスリーがm3.comの会員を対象に行った「iPadを活用した大規模臨床研究への関心度調査」において、「iPadを購入する予定がある」(28%)という回答があったことを併せて公表した。
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