2012年06月05日 09時00分 UPDATE
特集/連載

より実用的なオンサイト運用クラウドに不安を持つ医療機関にお勧めの画像データアーカイブ方法

診療記録の電子化と画像データの増大に直面した医療機関が、バックアップやアーカイブを目的としてクラウドストレージに注目している。しかし、安易にクラウドに移行しなくても安全、確実に保管する方法がある。

[Brien M. Posey,TechTarget]

 昨今はクラウドにデータをアーカイブすることがトレンディだともてはやされている(関連記事:なぜ、医療クラウド市場は急速に拡大しているのか?)。だが医療機関にとっては、むしろオンサイトに医療画像のアーカイブシステムを構築する方が実用的なことが多い。ただ残念なことに、フリーサイズのアーカイビングソリューションといったものは存在しない。本稿では、オンサイト医療画像アーカイブの構築計画を立案するに当たって、考慮すべきポイントを解説する。

コストを最適化したアーカイブの保存先を決める

 最初に検討すべきことは、アーカイブの保存先だ。管理者が最初に考えるのは、SAN(Storage Area Network)上にアーカイブを置くことだろう。ところが、それは必ずしも常にベストなアイデアとはいえないのだ。

 技術的な面で、アーカイブをSAN上に保存することに大きな問題はない。しかし、そうすることが最良の費用対効果を実現するとは限らない。SANはほとんどの場合、ハイパフォーマンス向けに設計されており、高度な冗長性を提供する。そのためGバイト当たりのコストは、他のタイプのストレージよりもかなり高くなる。

 また、医療画像アーカイブに移すデータは、一般的には古いものであり、繰り返しアクセスする可能性はほとんどない。従って高価な高性能ストレージをアーカイブデータに利用することはあまり意味がないといえる。アーカイブデータを保存する場合は、安価なハードウェアで構成される大容量ストレージを用いる方がいい。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news085.jpg

位置情報広告のジオロジック、LINE Venturesなどから総額1億円を調達
ジオロジックは、ジェネシア・ベンチャーズ、LINE Ventures、東急エージェンシーを引受先...

news065.jpg

LINE、サイバーエージェント子会社とチャットに特化した次世代型カスタマーサポート推進で協業
LINEは、サイバーエージェントの連結子会社であるAIメッセンジャーと共同で、チャットに...

news021.jpg

「NPS」の効果を実感、導入企業の8割――IMJ調査
アイ・エム・ジェイ(IMJ)は、「日本企業におけるNPS導入の実態把握調査」の結果を発表...