2013年04月10日 08時00分 UPDATE
特集/連載

DLPの普及が進まない理由【後編】情報漏えい対策製品を導入する企業がしてはいけないこと

情報漏えい対策製品(DLP)を導入するためには押さえておきたいポイントと、できれば避けたいポイントがある。読者調査からDLPを巡る動向を伝える。

[Warwick Ashford,TechTarget]

 前編記事「情報漏えい対策製品をまだ導入していない企業の言い分」では、企業の情報漏えい対策製品(DLP:Data Loss Prevention)導入の阻害要因を紹介した。後編ではDLPを効果的に導入するためのポイントを解説する。

 DLPを包括的な形で導入する場合、「新規プロジェクト、クライアント、デザインなどに対応してルールを更新するために継続的なメンテナンスが必要になる」と、米調査会社Forrester Researchのセキュリティリスク担当主席アナリスト、アンドルー・ローズ氏は話し、「この経費を無視してしまうと、結果として短期のうちにDLPの価値が低下する」とくぎを刺す。

 DLPの導入においては「ユーザープロファイルの設定が厄介な問題になりかねない」と、情報セキュリティの非営利国際組織、Information Systems Security Association英国支部(ISSA-UK)の調査担当副社長、エイドリアン・ライト氏は言う。地位や職務に基づいてユーザーの動作を遮断する抑圧的な方法は、大抵の場合、ある程度の感情的な抵抗を呼び起こす。誤検知があれば、ユーザーの動作が不必要にブロックされかねない。

 ISSA-UKでは、まず小規模な自己完結型の事業分野や業務で実験的に導入し、最初は検出のみとすることを提言している。

 「ポリシーが調整できるまで、何もブロックしないことだ。多数のテストシナリオを作成することにより、誤って問題として検知してしまうケースだけでなく、誤って『問題なし』と判断してしまうケースにも目を向ける。そうしなければ、真に重要なデータが流出しかねない」とライト氏は指摘する。

扱いにくく効果が薄い

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news077.jpg

電通が学生と企業の共創プロジェクト「βutterfly」を開発、企業向けにスポンサードプランを提供
電通は、顧客企業と学生の協働型プロジェクト「βutterfly」を開始すると発表した。β版...

news040.jpg

「インバウンド」で注目される浅草、訪日外国人観光客で賑わう理由とは?
口コミ時代のWebとソーシャルメディアは最大の武器。最小限の手間で最大の効果を発揮する...

news103.png

オムニバス、「セゾンDMP」を活用したターゲティング広告を提供
クレディセゾンの100%子会社オムニバスは、クレディセゾンが保有するクレジットカードの...