「オブジェクトストレージ」、またの名を「SDS」 その使いどころは?アーカイブシステムに最適な理由

オブジェクトストレージは大量のメタデータを保存することから、レイテンシが大きい。このため、非トランザクションデータに適している。

2015年08月25日 15時00分 公開
[Marc StaimerTechTarget]
photo オブジェクトストレージモデルの例(TechTargetジャパン「ストレージの理想的な管理要件を満たす『オブジェクトストレージ』」より)《クリックで拡大》

 オブジェクトストレージは、汎用的なx86サーバのソフトウェアレイヤーであり、そのために多くのベンダーが「ソフトウェア定義ストレージ」(SDS:Software-Defined Storage)とも呼んでいる。サーバの内蔵ストレージを利用してノードを作成し、多数のノードをイーサネットで相互接続することで、オブジェクトストレージシステムが構築される。

 オブジェクトストレージは定義上、データをオブジェクトとして保存する。データをHDDやフラッシュなどのメディアにブロックで書き込むようになっている。だが、オブジェクトストレージとアプリケーションのやりとりはTCP/IP経由で「HTTP PUT」「HTTP GET」などを使って行われ、これらは「RESTインタフェース」や「RESTfulインタフェース」と呼ばれる。

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