テープストレージは、ランサムウェアからのオフライン保護などの事例で評価されているが、技術の面ではどのような進化を遂げているのだろうか。
約10年前、バックアップ用の磁気テープストレージ(以下、テープ)の利用が減少し始めた。物理ディスクへのバックアップを、継続的なデータ保護から仮想マシンのインスタントリカバリーにまで利用できるようになり、これが主流となったためだ。
それでも、テープは完全に衰退したわけではなかった。近年、テープが再注目されているのは「データをオフラインで保存できる」というメリットのためだ。これは身代金要求型マルウェア(ランサムウェア)の影響が大きい。
古いイメージがあるテープだが、企業戦略としてテープによるデータ保護を組み込もうとする場合、時代遅れの技術を使うわけではない。テープは進化を続けており現在でも現実的な選択肢で、ここ数年では3つの大きな改善点が見られる。
磁気テープ記憶技術における最大の進化は容量の増加だ。2017年の終わりに登場した規格「LTO-8」は、テープ1本当たり12TBの容量を備えている(非圧縮時)。これに続いて今後登場する「LTO-9」から「LTO-12」までの仕様も定められている。このロードマップによれば、非圧縮容量はさらに192TBにまで増加するという。
【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...
「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...
「気候危機」に対する理解 日本は米国の3分の1
SDGsプロジェクトはTBWA HAKUHODOのマーケティング戦略組織である65dB TOKYOと共同で、「...