テープの歴史は長い。紙テープも含めると18世紀にまでさかのぼる。紙テープや磁気テープなど、コンピュータに使用されるテープの大半は、オルゴールや初期の家庭用コンピュータにも用いられたカセットテープ、ビデオテープなど、録音や録画の技術に端を発する。
20世紀後半には、大半のサーバやPCベースのシステムが、バックアップ先としてテープを利用していた。当時は熟練のシステム管理者が、テープから正しく復元できないバックアップに対処していた。
復元に失敗する理由はたくさんあった。主な理由は、テープの保管が不適切で、かつ何回も繰り返し使用されていたことだ。テープは使い回され、テープドライブの中に放置され、数カ月から数年にわたって毎晩上書きされていた。こうした状況では、テープに障害が起きても不思議ではない。
バックアップソフトウェアとテープドライブの間で、通信不良が起こることもあった。こうした状況下で増分バックアップ(前回のバックアップ後に変化があった部分をバックアップすること)を機能させるためには、復元時に複数の異なるテープを差し込まなければならなかった。
その後テープからHDDベースのバックアップへの移行が始まることで、多くの管理者は胸をなで下ろすことになる。だが企業は、いまだにバックアップや他の用途にテープを使用している。IBMやQuantum、Spectra Logicなどの企業は、テープドライブとテープライブラリ(大型テープストレージシステム)の開発を続け、新しいテープフォーマットや他の新技術を用いてイノベーションを続けている。
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