オールフラッシュアレイが普及し始めたころ、企業はパフォーマンスのニーズがコスト面の考慮を上回る場合のみSSDを利用していた。しかし、フラッシュの価格が下落し、技術が向上するにつれ、古くなったHDDをSSDに交換する企業が増えている。
企業がHDDを利用しなくなったわけではない。企業のデータセンターでは、依然としてHDDがストレージの大半を占めている。オールフラッシュの実情は、多くのSSDベンダーが示すほど単純明快ではない。そのため、IT部門の意思決定者は、SSDとHDDを比較する際に難しい選択を迫られる。
ITチームがSSDに目を向けてもおかしくはない。オールフラッシュアレイは、HDDに比べて遅延が少なくIOPSが高い。場所をとらず、消費電力も少ない。ただし、最近までSSDは容量が少なく、コストが高いことで知られていた。特にGB当たりのコストは高くなる。だが、SSDの容量は以前よりも増加し、価格も下落している。そのため、オールフラッシュアレイはあらゆる企業にとってストレージの現実的な代替製品になっている。
フラッシュのメリットを最も生かせるのは、プライマリーストレージ、特に仮想デスクトップインフラ(VDI)やRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)などの高いパフォーマンスが求められるワークロードだ。
革新が進み、フラッシュテクノロジーへの関心が高まるにつれ、HDDは苦境に立たされている。HDDはSSDよりも速く、スループットも最大限に達したが、信頼性と耐久性の点ではSSDに到底及ばない。
婚活・恋活マッチングアプリ 3億7000万人の巨大市場の行方
世界のマッチングアプリ(デートアプリ)市場のすう勢と、ウィズコロナの展望。
データのサイロ化を乗り越えLTVを最大化する変数を発見 ネット宅配クリーニング「Lenet」がやったこと
事業の多角化などに伴うデータのサイロ化を防ぐためには統合的なデータ基盤が不可欠だ。...
2021年のゴールデンウイークの予定 「自宅で過ごす」が依然として主流だが外出予定は増加――インテージ調査
外出意向は高まりつつも、新型コロナへの不安が消えたわけではないようです。