「Microsoft Azure」は、Microsoftが提供するクラウドサービス群だ。IaaS(Infrastructure as a Service)とPaaS(Platform as a Service)を中心に、さまざまなクラウドサービス(以下、Azureサービス)をそろえる。より具体的には仮想マシン(VM)やストレージ、ネットワーク、データ分析などのさまざまなAzureサービスがある。ユーザー企業はこれらのAzureサービスを使い、新しいアプリケーションを開発したり、既存のアプリケーションをMicrosoftのクラウドインフラで実行したりできる。(続きはページの末尾にあります)
Microsoftは同社の認定試験に挑戦するIT担当者のために、教材や講習を用意している。同社やサードパーティーベンダーが提供する、認定試験の学習に役立つ手段には、どのようなものがあるのか。
Microsoftはオフィススイート「Microsoft 365」のスキルを証明するための認定試験「MS-100」「MS-101」を提供している。これらの認定試験の試験範囲と、取得可能な認定資格とは。
Microsoftは「Microsoft Azure」「Microsoft Teams」といった、主要クラウドサービスの管理スキルを問う認定試験を提供する。その中から「AZ-104」「MS-700」の試験範囲と、合格で得られる認定資格を説明する。
ベンダー各社が用意する認定資格は、IT担当者の知識獲得に役立つ。Microsoftは主要な認定資格だった「MCSA」「MCSD」「MCSE」を廃止した。その背景には何があるのか。
Microsoftは「Windows 10」のテレメトリー機能を使ってユーザーデータを収集している。実際どのようなデータが収集され、そして企業はどう備えるべきなのだろうか。
Windows Azureのセキュリティ機能は比較的手早く実装でき、わずかなコードの変更で済む。セキュリティ専門家がこれについて知っておくことは役に立つはずだ。
Microsoftは組織の課題解決や目標達成の支援を目的として、Azureを提供している。中にはEコマースや金融など、さまざまな業界に向けた専門的なAzureサービスもある。月額制の従量課金で、ユーザー企業は月ごとに使用したAzureサービスとその利用量に応じて利用料金を請求される。
Azureに登録すると、Webブラウザから管理コンソールの「Microsoft Azure Portal」が利用できるようになる。IT管理者はAzure Portalを通して、VMやデータベースなどの実行に必要な設定をする。
Microsoftが提供するサービスに加え、サードパーティーベンダーがMicrosoftのマーケットプレース「Azure Marketplace」で公開するソフトウェアも、Azure Portalから直接実行できる。各サードパーティーソフトウェアは利用料金がかかる場合がある。加えてサードパーティーソフトウェアを実行するためにAzureインフラを利用したときは、その利用料金も発生するため、コスト管理に注意が必要だ。
Azureの用途は多岐にわたる。VMやコンテナの実行は、Azureの一般的な用途だ。ユーザー企業はAzureで、DNS(Domain Name System)サーバやアプリケーションサーバ、サーバOSの「Windows Server」などを運用できる。Microsoftは、「Linux」などのサードパーティーOSもAzureで利用できるようにしている。
MicrosoftはAzureサービスとして、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)群の「Azure SQL」、NoSQL(RDBMSではないデータベース管理システム)の「Azure Cosmos DB」など、複数のクラウドデータベースを提供している。そのためデータベースインフラを用意したい場合にも役立つ。
バックアップやディザスタリカバリー(DR:災害/障害復旧)も、Azureの用途の一つだ。ユーザー企業は、Azureをアーカイブ用ストレージとして使用し、長期的なデータ保存に利用できる。