インバウンド中心の営業をSalesforceによりアウトバンド化、コールセンターを低コストで構築し、オートビジネス事業の全業務で活用することで年間売上高が3倍以上になったという。
セールスフォース・ドットコムは3月24日、ランクスが中古車の買取や輸出を行うオートビジネス事業において「Salesforce」を中心としたコールセンター構築に取り組み、24時間で稼働開始したと発表した。
ランクスでは従来、インバウンドの営業を中心に業務を行っていたが、2007年11月にアウトバウンドのコール業務開始を目的にSalesforceを中心としたコールセンターを立ち上げた。コールセンターの構築にはSalesforceに加え、20席程度であれば設定も含めてわずか1日で構築作業を完了できるジェイリンクの連携ソリューション「LUTi IP-CallCenter for AppExchange」と、コールセンターの事業所に一般電話回線を一切引くことなく運用できるフュージョン・コミュニケーションズのIP電話サービス「FUSION IP-Phone」を活用した。
当初はシステムの自社開発なども検討したが、低予算で利用開始できること、業務変化への柔軟性などを考慮し、Salesforceの導入を決定したという。その後、段階的に活用範囲を拡大し、現在ではオートビジネス事業の営業、事務、契約管理など、ほぼすべての業務をSalesforceで管理している。
ランクスは本システムの導入効果として、1時間での対応コール数が40%向上し、対応漏れによる営業の機会損失が99%減少、事務的業務にかかる時間は半分になったとしている。また、顧客とのやりとりの正確な管理により、契約成立後のキャンセルは1%以下の確度を達成しているという。ランクスの2007年度の売上高は4.5億円で、対前年度(1.2億円)で約300%増と急拡大している。
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