低消費電力のチップセットおよびSDRAMの採用や、空冷ファンの回転数/設置数の最適化、CPU周波数の常時制御などにより、1台当たりの消費電力を従来比で最大40%抑えた。
NECは5月16日、データセンター向けサーバ「Express5800/iモデル」において、低消費電力化を実現した2Wayラックサーバ「Express5800/i120Ra-e1」の販売を開始した。
Express5800/i120Ra-e1は低消費電力のチップセットおよびSDRAM DIMMメモリの採用や、空冷ファンの回転数/設置数の最適化、CPU周波数の常時制御などにより、1台当たりの消費電力が待機時で126ワットと、従来比で最大40%の省電力化を実現。CPUは「クアッドコア Xeonプロセッサ 低電圧版 L5410」もしくは「デュアルコア Xeonプロセッサ 低電圧版 L5240」を搭載している。
また、従来比で奥行きを約19%小型化、重量を約33%軽量化した。サーバの取り外しが容易なワンタッチレールの設置や、サーバ管理番号などの張り付けが可能なスライドタグを前面に標準搭載するなど、ユーザービリティも向上している。
運用管理面ではWebブラウザからリモート操作可能なサーバ管理チップ「EXPRESSSCOPEエンジン」を標準搭載しており、遠隔地からの電源ON/OFFやサーバ障害時の監視/通報が可能だ。
価格は20万9000円からで、出荷時期は5月30日を予定している。
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