データセンターの消費電力は、新技術の登場を待たなくても単純な方法で削減できると専門家は指摘する。
データセンターの電力・冷却問題で苦労しているCIOは、グリーンコンピューティングの新技術を待っていては手遅れになってしまう――。AFCOM Data Center Worldカンファレンスの講演で、専門家がこう指摘した。CIOやデータセンター管理者は、シンプルだが実際的な措置を取ることで、データセンターを解放できるという。
容量の解放には、一部の古いサーバの電源を落とすという最も単純な方法があると指摘したのは、Sun Microsystemsの持続可能コンピューティング担当ディレクター、マーク・A・モンロー氏。
データセンターは時間がたつにつれ「吹きだまり」状態になってしまうと同氏は言う。例えば特定のアプリケーション実行の目的でデータセンターに接続されたサーバが、何年もたつうちに運営者が変わり、そのサーバで実行されていたアプリケーションも使われなくなる。ところがこのサーバ(モンロー氏の言葉を借りれば「ミステリーサーバ」)は稼働し続け、データセンターの貴重な電力と冷却機能を食いつぶす。
「大型データセンターを幾つか調べたところ、何に使われているのか分からないサーバが8~10%あることが判明した。OS以外には何のプログラムも実行されていなかった」(モンロー氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
企業がAIプロジェクトを進める際、その成功にはさまざまな要因が絡んでくる。インフラの導入/運用、予算や人材の配分、計画立案などだ。では、どうすればAIプロジェクトを破綻なく成功させることができるのか、その勘所とは。
生成AIをはじめとしたAI技術の進化と活用拡大で、SSDやHDDといったストレージの重要性はますます高まっている。そんなAI時代のストレージには、SSD、HDDどちらを選べばよいのだろうか。
データ生成デバイスの進化・多様化により、保存すべきデータ容量は急増した。その管理においては、コストとパフォーマンスのバランスが課題となっている。解決策の1つとして注目される「HPSS」の効果について、導入事例を紹介したい。
業務のデジタル化が進み、データ量やワークロードが増大していた大阪府農協電算センター。それによりインフラの負荷が高まり、性能を向上させることが喫緊の課題になっていた。本資料では同社がどのようにインフラを移行したのか解説する。
AIでは構造化データの活用が進む一方、クラウド普及に伴いデータの分散化が加速している。この状況下で課題となるのが、レガシーストレージの存在だ。本資料では、構造化データに適したストレージ戦略を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...