データセンターの効果的な冷却を実現する5つの指針Column

重要なIT機器の過熱のリスクを最小化するとともに、データセンターを長期にわたって効率的に安定稼働させる標準的手法を改善するのに役立つ5つの指針を紹介する。

2007年03月30日 05時00分 公開
[Christopher Johnston, Vali Sorell,TechTarget]

 サーバなど重要なIT機器の過熱のリスクは、エンジニアやIT担当者、オーナーにとって常に頭の痛い問題だ。この問題は広く認識されているが、データセンターの安定性と信頼性を長期的に確保するための対策を立てるのは、まだなかなか難しい。

 業界は、データセンターの冷却アプローチの統一に向けて予備的な試みを幾つか進めている。そうした試みとしては、例えば、ホットアイル(暖気通路)とコールドアイル(冷気通路)を適切に確保するためのキャビネット配置や、キャビネット前面から背面への空気の流れに関する取り決め、VUF(Vertical Under-Floor:垂直下向き)およびVOH(Vertical Overhead:垂直上向き)送風システムの標準化などがある。しかし、まだ多くの取り組みが必要とされている。

 以下では、重要なIT機器の過熱のリスクを最小化するとともに、データセンターを長期にわたって効率的に安定稼働させる標準的手法を改善するのに役立つ指針を紹介する。

1. 柔軟性を考慮した設計

 ミッションクリティカルなデータセンターの大半では、ライフサイクル全体でコンピュータ機器の全面交換が4〜5回行われる。そこでこうしたデータセンターでは、これらのアップグレードプロセスのコストとリスクを最小化しながら、機器の連続稼働を維持するのに役立つ柔軟な設計が必要になる。設計の柔軟性を確保するために重要な要素としては、余裕のあるサイズの配管を設置することや、コンピュータ機器、機械設備、電気設備を追加するためのスペースを設けておくことなどがある。

2. 設計エンジニアとの連携

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