NECがバックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」の新製品2機種を販売開始。従来機と比べ処理性能を3倍に向上、消費電力を60%低減した。導入コストを40%低減するエントリーモデルも新たに追加した。
NECは9月10日、バックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」の新製品「iStorage HS8-20S」および「iStorage HS8-20R」を発表した。両製品とも同日より販売を開始。9月から北米での出荷を開始し、順次日本と欧州での出荷も始める予定。
iStorage HS8-20Sは標準19インチラックへ搭載可能なラックレスのエントリーモデル、iStorage HS8-20Rは処理性能と拡張性を重視したラックモデル。両製品とも内蔵プロセッサの強化と内部処理最適化により、同社の従来機iStorage HS8-10に比べ処理性能を最大3倍に向上、より高速なバックアップ/リストア処理が可能になった。また、データ重複排除や分散配置を行うアクセラレータノードと、データを保管するストレージノードをメッシュ状に連結する同社独自のグリッド技術により、システム無停止での容量拡張を可能にした。
さらに、ディスクドライブの容量を従来機比2倍の1Tバイトに、最大搭載台数も2倍にすることにより、従来機と比べ最大4分の1の省スペース化を実現。消費電力も60%低減し、コスト削減とグリーンIT化を図ったという。
iStorage HS8-20Sの最小構成価格は1450万円(税別)。初期導入コストを従来機比で40%低減したことで、同社はバックアップストレージシステムの新たな需要創出を狙う。iStorage HS8-20Rの価格は5000万円(税別)からとなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
CPUやGPUの性能向上に伴い、データセンターでは今、発熱量の増加にどう対応するかが課題となっている。特に高密度なサーバ環境では、従来のファンやヒートシンクに頼るだけでは熱管理が難しい。こうした中、企業が採用すべき手段とは?
HDDの容量が30TB超になると同時に、ストレージ技術はさまざまな進化を続けている。そうした中でもインタフェースに「SATA」(Serial ATA)を採用したHDDが変わらずに使われ続けている。なぜなのか。
カラオケ業界が直面するデータ増に対応すべく多くのストレージを試し続けた結果、4社27台の製品のメンテナンスに悩まされていたエクシング。この問題を解消すべく、同社は大容量かつコスト削減効果に優れた、新たなストレージを導入した。
メインフレームにおけるデータソート処理は、システム効率に大きく影響する。そこで、z/OSシステムおよびIBM Zメインフレーム上で稼働する、高パフォーマンスのソート/コピー/結合ソリューションを紹介する。
ECと通販システムを統合したパッケージの開発と導入を事業の柱とするエルテックスでは、事業の成長に伴いデータの容量を拡大する必要に迫られていた。そこでストレージを刷新してコスト削減や可用性の向上などさまざまな成果を得たという。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。