アルカテル・ルーセント、4G移行に最適なモバイルバックホール向け高密度ルータ NEWS

シングルラック型ユニットのアグリゲーションルータ「7705 SAR-F」を発表。同時に7705 SARファミリ・ソフトウェアの「Release 1.1」も発表した。

2008年09月22日 20時41分 公開
[TechTargetジャパン]

 アルカテル・ルーセントは9月22日、モバイルアクセス向けアグリゲーションルータ「7705 SAR-フィクスト・フォーム・ファクタ(7705 SAR-F)」を発表した。

画像 7705 SAR

 7705 SAR-FはモバイルバックホールをTDM/PDH伝送からキャリアイーサネットやIP/MPLSネットワークに移行する携帯電話事業者向けのシングルラック型ユニットのアグリゲーションルータ。携帯電話データサービスを支えるモバイルバックホール構築に利用する。クラス最高レベルのポート密度(1RUでT1/E1×16ポート、10/100Mbpsイーサネット×6ポート、1GbE×2ポート)を有し、モバイルおよび固定線通信事業者が、将来4G/LTE(Long Term Evolution)に対応するIP/MPLSベースのネットワークに移行する際に有効な帯域管理機能や冗長機能などを提供する。また、動作環境はマイナス40度からプラス65度までと温度耐性に優れている。

 同社は7705 SARファミリ―用ソフトウェアの新版「Release 1.1」も同時に発表した。Release 1.1は、事業者がモバイルバックホールをイーサネットに移行してコストと帯域を効率化する上で重要となる、エンド・ツー・エンドの同期イーサネット機能を搭載。さらに、高速パケットアクセス(HSPA)オフロード機能を強化し、GRE(マルチプロトコルトンネリング技術)を用いることで、費用対効果の高いトラフィックオフロードを実現するとしている。

 同社はこれら新製品で「基幹ネットワークから携帯電話基地局まで、より広い帯域幅と拡張性を低コストで実現したい」という通信事業者のニーズに応えるとしている。

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