オブラートをはがす
HTTPエラーコード入門 PART3――IEのフレンドリーエラーメッセージを無効にするには
Microsoftが“隠している”エラーメッセージに関する詳細情報を表示させる方法を紹介しよう。
本連載ではこれまで、HTTPエラーメッセージの原因を特定する方法を幾つか紹介してきた(HTTPエラーコード入門 PART1、PART2参照)。連載最後となる今回は、HTTPエラーメッセージに対処する方法をもう1つ紹介したいと思う。
フレンドリーエラーメッセージ
HTTPエラーのトラブルシューティングが難しいのは、Microsoftがエラーメッセージに関する詳細な情報の多くを隠しているからだ。この情報が隠されているのは、セキュリティ上の理由からでも、Microsoftがユーザーに情報を見せたくないと考えているからでもないとわたしは思う。コンピュータに詳しくないユーザーのために、そうしているのではないだろうか。
例えば、最もよく現れるフレンドリーHTTPエラーメッセージの1つが「404」エラーだ。404エラーがどういったものであるかを見るには、あなたのお気に入りのWebサイトに行き、無効なURLを追加入力すればいい。そうすれば、恐らく図Aのようなエラーメッセージが表示されるだろう。
図Aに示すように、小さな文字で書かれた説明には、404エラーが発生したこと、そしてこのエラーが起きた原因はファイルが見つからなかったことであると記されている。しかし、技術的な情報はこれがほぼすべてだ。このページに記載されたそのほかの情報は、初心者ユーザーがHTTPエラーメッセージに対処する方法を示したものだ。
フレンドリーエラーメッセージに少し化粧を施したものもある。例えば、わたしのWebサイト(www.brienposey.com)にアクセスして無効なURLを入力すると、図Bのようなエラーメッセージが表示されるだろう。これもフレンドリーエラーメッセージだと見なすことができる。これは、Microsoftの汎用的なエラーメッセージをわたし独自のメッセージに置き換えたにすぎない。このような手法を利用しているWebサイトは多い。
Webサイトが汎用的なフレンドリーエラーメッセージを利用していようとも、それをカスタマイズしていようとも、問題に関する多くの技術的情報をそこから得ることはできない。しかしInternet Explorer(IE)には、フレンドリーエラーメッセージではなく、本当のエラーメッセージを表示させるオプションが用意されている。
この機能を実行するための方法はIEのバージョンによって異なるが、本稿ではIE 7の場合について説明する。「ツール」メニューから「インターネットオプション」コマンドを選択し、「詳細設定」タブに移動する。そして、「ブラウズ」セクションにある「HTTPエラーメッセージを簡易表示する」チェックボックスからチェックを外し、「OK」をクリックする。
フレンドリーエラーメッセージを無効にしても変化がない場合
フレンドリーエラーメッセージを無効にしても、エラーページの表示が変わらない場合もある。その理由は幾つかある。まず、404エラーについていえば、このエラーメッセージは、フレンドリーエラーメッセージを無効にしても変わらないことが多い。リクエストされたファイルが見つからないということ以外には、特に報告するようなことはないからだ。
エラー表示が前と変わらない理由はほかにもある。IEがそのWebサイトとの接続を確立していない場合がそうだ。例えば、インターネット接続がダウンしていれば、リクエストしたページが存在するかどうかにかかわらず、404エラーメッセージが表示される。
汎用的なエラーメッセージが表示される、もう1つのよくある理由は、リクエストされたページがキャッシュに保存されている可能性があることだ。その場合は、ブラウザのキャッシュを空にした上で、再びそのページをリクエストすればよい。
あなた自身がIIS(Internet Information Services)7.0上で運営しているWebサイトに問題が起きている場合は、サーバコンソールからそのサイトにローカルでアクセスしてみるとよい。そうすれば、詳細なエラーメッセージを表示させることができる。ASP.NETを使ってコーディングされたサイトであれば、詳細なメッセージではなく、ASPのカスタムエラーが表示されるかもしれない。その場合には、トラブルシューティングを行っているページに一時的に以下のコードを埋め込むことによって、問題を修正することができる。
本稿筆者のブライエン・M・ポージー氏はMCSE(マイクロソフト認定システムエンジニア)の資格を持ち、Windows 2000 ServerおよびIISに関する仕事でMicrosoft Most Valuable Professionalの認定を受けた。全米規模の病院チェーンでCIO(最高情報責任者)を務めた経験を持つほか、フォートノックス(ケンタッキー州にある米軍施設)のITセキュリティ責任者を務めたこともある。フリーランスのテクニカルライターとして、Microsoft、CNET、ZDNet、TechTarget、MSD2D、Relevant TechnologiesなどのIT関連企業に記事を寄稿している。同氏の個人WebサイトのURLはwww.brienposey.com。
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