HTTPエラーコード入門 PART2――IIS付属ツール「WFetch」の使い方パケットヘッダから情報を抽出

HTTPパケットヘッダから重要なトラブルシューティング情報を抽出するのに役立つ「WFetch」の使い方を紹介する。

2008年12月25日 07時30分 公開
[Brien M. Posey,TechTarget]

 「HTTPエラーコード入門 PART1 HTTPステータスコードの意味」では、エラーコードを調べることによってHTTPエラーの原因を推定する方法について説明した。しかしエラーコードをチェックするだけでは不十分な場合もある。今回は、「WFetch」というツールを使ってHTTPエラーのトラブルシューティングを行う方法を紹介したい。

WFetchとは

 WFetchとは何かを理解するには、HTTPエラーが生じたときにInternet Explorerはそのエラーに関して知っていることをすべて表示するのではなく、Microsoftの世界で「フレンドリーエラーメッセージ」と呼ばれているものを表示するだけであることを理解する必要がある。フレンドリーエラーメッセージは問題の解決にあまり役に立たないかもしれないが、HTTPリクエスト/応答パケットには貴重な情報がたくさん含まれている。

 WFetchは、Internet Information Services(IIS)6.0 Resource Kitの一部だ。このツールは、HTTPパケットヘッダから重要なトラブルシューティング情報を抽出するのに役立つ。IIS 6.0 Resource KitはMicrosoftのダウンロードセンターからダウンロードできる。

WFetchを使用する

 IIS 6.0 Resource Kitをダウンロードしてインストールしたら、Windowsの「スタート」ボタンをクリックし、「すべてのプログラム」→「IIS Resources」→「WFetch」→「WFetch」コマンドを選択することによってWFetchを起動できる。WFetchが起動すると、以下のような画面が表示される(図A)。

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