2009年08月26日 08時00分 公開
特集/連載

インターネットの脅威を読み取る3つのホワイトペーパーホワイトペーパーレビュー

情報資産の安全を脅かす多くのネット上の脅威。企業が講じる対策との関係は“いたちごっこ”と表されるが、攻撃の手口や目的が分かればより効果的に防げる。昨今の脅威動向を読み取るホワイトペーパーを紹介する。

[堀見誠司,TechTargetジャパン]

PCの電源を入れるだけで情報が盗まれる

サイバー犯罪の3つの傾向──McAfee Virtual Criminology Report第3号

画像 提供:マカフィー

 「サイバー犯罪との戦いは24時間365日の戦い、世界的な戦いであり、当分終わることはないだろう」(米McAfee プレジデント&CEOのデイブ・デウォルト氏)

 McAfeeがオックスフォード・インターネット研究所などの協力を得て発行するサイバー犯罪リポートの内容を翻訳した本ホワイトペーパーでは、2007年の全世界の脅威の傾向を3つのポイントにまとめている。そのポイントとは「国家安全保障に対する脅威の拡大」「オンラインサービスに対する脅威の拡大」「脆弱性攻撃ツールを売買する市場の成長」だ。

 特に、オンラインサービスについては、それを狙う犯罪者の手段としてP2PネットワークやVoIP(Voice over IP)といった技術の利用がこれから増えていくとしている。中でも、日本生まれのP2P型ファイル共有ソフト「Winny」が情報漏えいを目的とするマルウェア(悪意のある不正プログラム)の格好の標的とされている点を取り上げており、ファイアウォールを通過してしまうP2Pを悪用する脅威の影響力が世界的に大きいことを物語っている。

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