ホワイトペーパーレビュー
エンタープライズRIA開発が分かる3つのホワイトペーパー
業務アプリケーションでの採用も増えつつあるRIAにはさまざまな技術や製品がある。自社の業務に適したシステムを構築するために何が必要か? 本稿では、RIA開発に関連する3つのホワイトペーパーを紹介する。
Webアプリケーションの進化系として「リッチクライアント」や「RIA(Rich Internet Application)」と呼ばれるアプリケーションが広く活用されつつある。コンシューマー向けサイトから始まり、現在では企業間や企業内システムに導入したり、構築を検討したりする企業も増えてきた。
RIAシステムをより簡単に構築するにはどうすればよいのか?
本稿では、TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から、RIA開発に関連する3つのホワイトペーパーを紹介する。
注目のRIAプラットフォームとは?
「ここがポイント! Silverlight3による実践RIA開発」
現在、RIA関連技術には「Adobe Flash」やJavaアプレット、Ajaxなどさまざまな技術が存在する。また、アドビシステムズの「Adobe AIR」、サン・マイクロシステムズの「JavaFX」、Curlといった開発プラットフォームも多く存在する。そんな中、RIA推進団体「RIAコンソーシアム」が2009年6月に発表した、Webアプリケーションの利用者を対象にしたアンケート調査「2009年3月 Webアプリケーションのビジネス利用調査」において、その認知度の伸び率が最も大きかったプラットフォームが、マイクロソフトの「Microsoft Silverlight」(以下、Silverlight)だった(前回比6%増の14.4%)。
このホワイトペーパーでは、RIA開発におけるSilverlightの活用方法を紹介している。Silverlightを採用する利点としては「XAMLベースの表現能力」「Webベースのデプロイ効率の高さ」「マルチプラットフォーム性」などを挙げている。
また、そうした利点を紹介するとともに、それらを最大限生かすためには「ほかのシステムとの連携や既存サービス資産の流用などを考慮に入れた、最適なアプリケーションアーキテクチャを選択することが重要だ」と説明する。さらに、SilverlightはWPF(Windows Presentation Foundation)同様にXAMLによる高いUIデザインを可能とする一方で、UIデザインに対するコストを増大させないための工夫も必要だという。
その上で、Silverlight 3による業務アプリケーション開発を進める際に問題になりやすい部分に焦点を当てて、SilverlightによるRIA開発のポイントを解説している。Silverlight開発に際して覚えておくべき主な制約事項、サービス、データ、プレゼンテーション層など各レイヤーにおける実装指針、UIコンポーネントを利用した効率的な実装方法を紹介している。
新しいRIAプラットフォームの開発ノウハウを理解したい方は、目を通してみてはいかがだろうか。
Silverlightに関連したホワイトペーパー
エンタープライズ適用のために必要なこと
「J2EEとシームレスに連携する次世代アプリケーション構築」
エンタープライズ分野でのRIA導入では、既存の基幹システムとの親和性や大規模なシステムにおける経験、技術者の確保という点も課題になることがある。例えば、ミッションクリティカル環境におけるパフォーマンスや可用性、ほかのシステムとのシームレスな連携、既存資産からのマイグレーションなどが求められる。多くのプラットフォームが存在する市場において、エンタープライズRIA開発に適したものを選択するにはどうすればよいだろうか?
このホワイトペーパーでは、Java/XMLベースのRIAプラットフォーム「Nexaweb」によるアプリケーション構築法を紹介している。Nexawebの最大の利点は、エンタープライズアプリケーション開発の主要な基盤要素「J2EE(Java 2 Enterprise Edition)」とのシームレスな連携性にあるとし、J2EEとの統合を実現するNexawebの各コンポーネントのアーキテクチャを解説している。
J2EEとの統合によるメリットの1つとして「既存のHTMLアプリケーションからの移行」を挙げている。Nexawebでは、サーバサイドのビジネスロジック、データモデル、クライアントサイドのコンポーネントなど、既存のアプリケーション資産の大部分を再活用することが可能。これにより、アプリケーションの移行時間を短縮させ、移行作業を容易にするという。また、HTMLアプリケーションの実際の移行手順も紹介されている。エンタープライズへの適用を考えている方は参考にするとよいだろう。
ホワイトペーパーダウンロードセンターには、そのほかにもマジックソフトウェア・ジャパンの「業務システムのRIA開発プロセスを1/3にカットする方法」や、カールの「リッチクライアント Curlプラットフォームの概要」など、エンタープライズRIAに適応するプラットフォームも紹介されている。
業務アプリケーションのリプレースをお手軽に
「作り直さない業務アプリケーションのリニューアル ~最小限の工数で入力操作性を改善する方法~」
システム全体のパフォーマンス向上を左右するともいえる、業務アプリケーションの操作性。それは、画面表示を中心としたユーザーインタフェースの設計段階で決まるといっても過言ではないだろう。使い勝手が悪化した業務アプリケーションを使い続けることは、ユーザーの生産性の低下を招き、そこに起因するトラブルが発生する可能性もある。どのような画面を設計していくのがよいのだろうか?
このホワイトペーパーでは、マイクロソフトのVisual Studioを利用してWindowsアプリケーションを開発するエンジニアが、ユーザーインタフェース画面を構築する際に役立つ情報を提供している。特に、すべての業務アプリケーションに必要不可欠なUI要素といえる、入力作業を行うテキストボックス(TextBox)に焦点を当てて、その機能に特化したサンプルをベースにして使い勝手の良い画面の構築を解説する。
また、データ入力はシステムに適切なデータを入れるための入り口で、業務アプリケーションにおける利用頻度の高い機能の1つと位置付け、そのユーザーインタフェース設計の重要性を説いている。
多くの企業ではシステムをリプレースする場合、なるべく工数や費用を掛けたくないのが本音であろう。可能な限り少ない工数でリプレースを実現する方法はないだろうか? このホワイトペーパーにはその問いに対する解決策が幾つか提示されている。
今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介などRIA開発に関するホワイトペーパーを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[スパイスファクトリー株式会社] レガシーに消えるIT予算8割 「刷新か延命か」をAIと人で見極めるための手順 -
製品資料
[JetBrains s.r.o.] ソフトウェア開発は「コーディングエージェント」でどう変わるのか? -
事例
[テクバン株式会社] 太陽ホールディングスは国内外拠点の端末5000台をどう管理しているのか? -
事例
[株式会社キーエンス] PCが苦手でも自動化できる ポポラマーマなど4事例に学ぶ「ナビ搭載型RPA」活用 -
製品資料
[株式会社キーエンス] 自分ひとりでデスクワークを効率化 「AI&ナビ搭載RPA」で実践する業務自動化
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
PHPはそもそも必要か? 脆弱性で問われる自社サイト安全性と保守負担のバランス
-
2
Microsoft 365侵害企業の9割はMFA導入済み 1002人調査で見えた盲点
-
3
「Copilot」がIT予算を食いつぶす? 高額請求を招く課金体系と節約術
-
4
Microsoft 365導入後も稟議は「Excelをメールで回覧」 承認が止まる理由
-
5
京王電鉄・東京メトロの被害から学ぶ境界防衛 ITの侵害はどこまで波及するか
-
6
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
7
米国防総省で300万人分の個人情報が流出 その「意外な原因」と教訓
-
8
「データ活用とAI活用の実態」に関するアンケート
-
9
PHP2Shellの「事前の情報流出」でパニックに パッチ公開を巡る“混乱劇”
-
10
「GitLab」に最高深刻度の脆弱性 2014年以降の全版に影響を及ぼす恐れ
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
3
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
4
10G回線の真価をフルに享受するには? 導入前にチェックしたいポイント
-
5
SCS評価制度時代の「SASE選定」ガイド
-
6
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
7
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
8
「EDR」選定ガイド:比較・検討フェーズで整理すべきポイントを解説
-
9
MDMだけでは防げない? Appleデバイスに潜む5つのセキュリティギャップ
-
10
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー