開梱後30分でOK!のWAF「Barracuda Web Application Firewall」「WAF」製品紹介【第3回】バラクーダネットワークス編

2007年度から3年連続で国内のWAF製品シェアトップ(販売台数ベース)を記録したバラクーダネットワークス。同社のWAFは必要なセキュリティ機能をすべて収めており、低コストで導入、運用できる。

2011年01月17日 08時00分 公開
[渡邉利和]

 バラクーダネットワークス(Barracuda Networks)は、2002年に米本社を設立した比較的若い企業だ。同社は、中小規模のユーザー企業にも導入しやすい価格帯のネットワーク機器を豊富にラインアップに加えることで、急成長を遂げた。WAF製品に関しても積極的な展開を行っており、日本国内では2007〜2009年度の3年連続で国内シェアトップ(販売台数ベース)を記録(※)している。

(※)富士キメラ総研「2010ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」より。

開梱後30分で対策完了

 同社のWAF製品「Barracuda Web Application Firewall」(以下、Barracuda WAF)は、設置の手間とコストの両面から「導入負担の軽減」を実現しており、低コストで迅速に運用を開始できる点が特徴だ。ラインアップは、「モデル360」「モデル460」「モデル660」「モデル860」「モデル960」の5モデルのアプライアンス製品を主体とする。筐体は、360、460は奥行きが約半分の1Uミニサイズ、860、960が2Uラックマウント型となっている。

画像 Barracuda Web Application Firewall ラインアップ

 基本的な違いは、インバウンド(外部から内部向け)Webトラフィックの帯域幅における規模の違いといってよい。ただし360と460では機能面での差も多少付けられており、エントリー機といった位置付けになっている。一方、660、860、960の3モデルに関しては機能の差はなく、サイズも同一で、純粋に対応するトラフィック量に応じて選択する形になる。規模に応じて価格も変わるが、最廉価モデルであるモデル360の場合、インバウンドWebトラフィックの帯域は25Mbpsに対応し、価格は初年度保守費用込みで128万5000円という設定になっている。

Barracuda WAF性能比較(スループット)
モデル 360 460 660 860 960
スループット 25Mbps 50Mbps 100Mbps 600Mbps 1Gbps
Barracuda WAF性能比較(TPS:Transaction Per Second)
モデル 360 460 660 860 960
HTTP 3000 6000 1万 2万5000 5万5000
HTTPS 2000 4000 6000 1万2000 2万

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