Webアプリケーション脆弱性対策、SSL暗号化処理、負荷分散の機能を備えるセキュリティアプライアンスを197万円で提供する。カード業界基準PCI DSSにも準拠した。
メールセキュリティベンダーのバラクーダネットワークスジャパンは、アプライアンス型のWebアプリケーションファイアウォール(WAF)「Barracuda Web Site Firewall」の販売を8月1日より開始する。価格を抑え、eコマースサイトを運営する中堅・中小企業(SMB)などに売り込む。
Web Site Firewallは、Webアプリケーションの脆弱性を突くSQLインジェクション、クロスサイトスクリプティングといった攻撃やDoS(サービス妨害)攻撃、改ざんなどから企業のWebサイトを防御する製品。サーバ負荷分散機能を備えるプロキシとして動作し、最新の攻撃パターン定義に基づいて攻撃トラフィックを検知・遮断したり、アプリケーショントラフィックをSSL暗号化したりできる。また管理面では、同社のほかのセキュリティ製品と共通のUI(ユーザーインタフェース)と管理/設定画面を備え、操作性を向上させた。
製品は処理性能(スループット)や機能の異なる「360」「460」「660」の3機種で構成。一般にWAFは大企業向けの高価格の製品が多いが、下位モデルの360は197万円(税抜き)と、SMBでも手が届く価格設定となっている。上位モデルの460は433万5000円、660は719万5000円(いずれも税抜き)。また、カード決済機能を利用・提供するサイト向けにPCI DSS(クレジットカード業界のセキュリティ基準)にも準拠する。
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