アクセンチュア、コンサルファームの強みを生かしハイブリッドクラウドにプライベートクラウドソリューション最前線【第8回】

ITコンサルティングの視点でクラウドソリューションに取り組むアクセンチュアは、パブリッククラウドや業界クラウドのメリットを生かしてプライベートクラウドを構築する、ハイブリッドクラウドが得意だ。

2011年02月16日 08時00分 公開
[富樫純一]

 次世代の企業システムの在り方としてクラウドコンピューティングが注目される中、インターネットプロバイダー、データセンター事業者、SIer、サーバベンダーなど多種多様な企業がクラウドビジネスに参入している。IT業界全体がクラウドをめぐり、これまでにないほど激しい主導権争いを繰り広げているのが現状だ。

 これは大手コンサルティングファームも例外ではない。ITコンサルティングの視点でクラウドソリューションに積極的に取り組んでいるのがアクセンチュアである。同社は、パブリッククラウド、あるいは業界クラウドのメリットを最大限に取り入れながら、プライベートクラウド環境を構築する「ハイブリッドクラウド」を得意とし、国内外で豊富な事例を持っている。また、独SAPの「SAP ERP」や米Oracleの「Oracle E-Business Suite」(以下、Oracle EBS)に代表されるようなERPパッケージによる基幹業務アプリケーションを、IaaS(Infrastructure as a Service)で提供するサービスも開始するなど、先進的なソリューションを特徴としている。

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