従来の定義ファイルベースでは対応しきれない脅威を遮断するクラウドベースの技術を搭載。仮想化環境にも対応した。
シマンテックは2月15日、エンドポイントセキュリティ製品「Symantec Endpoint Protection」と、同製品の小規模企業向け製品「Symantec Endpoint Protection Small Business Edition」の最新版(ver 12)を発表した。2011年4月からβ版を公開し、正式版の提供は2011年後半を予定している。
Symantec Endpoint Protectionは、クライアント端末のウイルス/スパイウェア対策、クライアントファイアウォールなどのセキュリティ機能を持つ統合型のセキュリティ製品。脆弱性を狙う不正通信を検知・防止するIPS機能も標準搭載している。Small Business Editionは、社員数100人以下の小規模企業でも容易に導入・運用ができるよう、インタフェースを簡素化。システム負荷も軽量化している。
最新版では、レピュテーション技術で複雑かつ最新のインターネット脅威に対応する「Insight」機能を搭載。1億7500万を超える同社の既存ユーザーのコンピュータから入手した匿名のソフトウェアパターンを分析し、25億以上の固有ファイルのセキュリティレベルを評価するという。それにより、シグネチャ、ヒューリスティック、動作解析、HIPS(ホスト型の侵入防止システム)といった従来のセキュリティ技術では見逃してしまう新しい未知の脅威に対抗する。
加えて最新版では、VMwareとの連携で仮想インフラ環境の最適化にも対応する。基準イメージとなるホワイトリストを作成し、Insightで得たローカルキャッシュを維持。スキャンと更新をランダムに行い、仮想クライアントを自動的に識別・管理することで仮想ホストの負荷を軽減し、同時スキャンなどによるシステムリソース不足を回避するという。
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