KVMがタイプ1とタイプ2のどちらのハイパーバイザーなのかで議論が割れている。一方で、そもそもハイパーバイザーの導入の決め手は、タイプ論争にないという意見もある。
KVM(Kernel-based Virtual Machine)は不当な評価を受けており、その主な原因はKVMがタイプ1とタイプ2のどちらのハイパーバイザーなのかについての誤解だ──。米IBMのチーフ仮想化アーキテクト、マイケル・デイ氏はそう述べている。
昔からある論争だが、サーバ仮想化ハイパーバイザーのタイプ1とタイプ2の違いが依然として議論を呼んでおり、特にKVMが議論の的になっている。どちらのカテゴリーにもすっきり収まらないからだ。
「人々はKVMのパフォーマンスとセキュリティについて、KVMがタイプ1であるか、タイプ2であるかの認識に基づいて結論を導き出している」とデイ氏は語った。同氏は4月に開催されたLinux Foundation Collaboration Summitで、KVMに関する俗説についてのプレゼンテーションを行った。「IBMの一部の顧客は、KVMがタイプ2のハイパーバイザーとしてホストOS上で動作するため、『高いパフォーマンスを実現しにくい』という認識や『安全性が低い』という悪意ある見方が存在することを知り、これらを引き合いに出している」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIや機械学習を基盤とするシステムを活用した、高度な研究を支えるインフラ整備が必要となったキャンベラ大学。だが負担が増大していたIT部門は、効率的な対応を行うことが難しかった。こうした中、同大学が採用したアプローチとは?
VMware製品の永続ライセンスが廃止され、新ライセンスモデルが導入されたことで、多くの企業はITインフラ戦略の再検討を迫られている。本資料では、3つの選択肢のメリットとデメリットを整理し、最適な判断を下すための方法を紹介する。
VMwareの体制変更を機に、IT基盤のクラウド移行を検討する組織が増えつつある。そこでMicrosoft AzureとNutanixを活用した柔軟なインフラ基盤の構築方法や、実際の成功事例を解説。VMwareからの移行を検討中の担当者はぜひ確認してほしい。
仮想化環境の移行は、チームがどれだけ高いスキルを有していても困難を伴う。「今の環境と同じ機能を利用できるか」などのチェック事項も多い。そこで、ベンダーロックインを伴わずに、優れた仮想化テクノロジーへ移行する方法を紹介する。
IT環境の多様化・複雑化に、VMware買収の話が加わって、組織のIT担当者の悩みは増える一方だ。このような状況において、管理運用の簡素化とリスクの軽減をどのように実現すればよいだろうか。
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...