管理者にとってPC管理だけでも骨が折れるのに、新たにスマートデバイスを管理するとなると負担は急増する。その負担を軽減すべく、NTTコムウェアはスマートデバイスの導入から廃棄までの支援サービスを発表した。
NTTコムウェアは10月13日、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスの導入から廃棄までの一連の作業を支援するアウトソーシングサービスを発表した。14日から提供開始する。スマートデバイスの導入を検討しているものの、管理負荷の増大から導入に二の足を踏む企業を主要ターゲットに据える。
新サービスは「端末ライフサイクルマネジメント」と呼び、次の5つのサービスで構成する。(1)端末のセキュリティ対策の検討を支援する「企画支援サービス」、(2)端末の選定や購入を支援する「調達サービス」、(3)セキュリティ設定適用や動作確認といったキッティング作業を代行する「導入サービス」、(4)端末管理や盗難・紛失時のリモートロックを代行する「運用サービス」、(5)廃棄時のデータ消去や廃棄手続きを代行する「廃棄サービス」、の5つである。5つのサービスは個別に選択利用が可能だ。
盗難・紛失時のリモートロックは、同社が24時間365日運用するヘルプデスクが実施する。エンドユーザーからヘルプデスクに盗難・紛失の連絡があると、スタッフが遠隔操作で端末をロックする。導入サービスや運用サービス、廃棄サービスの提供に当たっては、同社とパートナーが共同開発したモバイルデバイス管理(MDM)ツールを利用する。このMDMツールはリモートロックに加え、リモートワイプやデバイス機能の制限、端末情報の収集といった基本的なMDM機能が備わる。
管理可能な端末は、Android 2.2以上を搭載のスマートデバイス。2011年12月にはiOS 5搭載端末を管理可能にする。iOS 4搭載端末の対応は未定で、iOS 3以前は非対応。月額利用料金は管理対象の端末1台当たり700円(税別)。初期費用は個別見積もりだが、モデルケースとして端末500台で運用サービスのみを利用の場合16万円程度から。
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