新潟原動機が予実管理のワークフローおよびシステムをリプレイス。効率向上で付加価値の高い業務へのリソース再配分を目指す。
船舶用エンジンや推進装置などを手掛ける新潟原動機は、予算管理・実績管理のスピードアップと予算シミュレーション精度向上を目指し、関連システムを刷新した。2011年10月24日にシステム刷新を担当した日立東日本ソリューションズ、パッケージを提供した日本インフォア・グローバル・ソリューションズが発表した。
システムは2011年7月に本稼働を開始、まずは、技術研究開発部門である技術センターでのコスト管理領域で運用を進め、他部門への展開につなげる。
発表によると、新潟原動機では、既存システムで対応しきれなくなりつつあった予算管理業務の負担が課題となっていた。日次の集計、帳票の作成などのワークフローを自動化することで、業務効率を向上させ、分析や業績改善などの業務の拡充を狙う。
同社が導入した「Infor PM 10」は、製造業向けエンタープライズシステムを提供するInfor製品群の1つで、財務管理や業績管理に特化したパッケージ。戦略管理、財務レポート、連結での財務状況レポートなど、事業計画遂行のためのツールを包括的に扱う。それぞれのレポートで用いられる情報は単一データベースを参照する。システム導入を担当した日立東日本ソリューションズは、実績情報を基にした需給予測・分析などのBI分野に強い。
新潟原動機 企業情報グループ 若原剛人氏は、システム刷新について「組織、主担当者、テーマ(工番)などの階層構成で、例えば“期末見通し予算超過”といったアラームが分かりやすく表示されるため、予実の状況や問題を細部から全体まで一目瞭然で把握することができ、早期の対策が可能になっています。状況が、即時に分かりやすく可視化されるため、状況把握のスピードアップ、見通しの精度アップ、ひいては担当者のコスト意識の醸成につながっています」とコメントしている(プレスリリースより)。
なお、新潟原動機の事例は2011年11月28日に、日立東日本ソリューションズ主催セミナー(東京・品川開催)でも紹介される予定。
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