iOSにAndroid、Windows Phone――モバイルOS多様化がもたらす課題異なるアップデートやアプリ配布方法が悩みの種に

スマートフォンやタブレット向けOSの多様化は、企業の端末管理者に多大な負担をもたらす。OSによって異なる管理方法やアップデート方針にどう対処するかが、大きな課題だ。

2012年07月23日 08時00分 公開
[Eric Beehler,TechTarget]

 モバイルOSの多様化は、サポート、管理、互換性、配布の問題を引き起こす。IT担当者にとって頭痛の種になることは必至だ。

 モバイルコンピューティング市場は、さまざまな端末やOS、無線ネットワークサービスであふれている。近所の携帯ショップに行けば、20〜30種類のスマートフォンが目に飛び込んでくる。米Appleの「iPhone」や韓国サムスン電子の「GALAXY NEXUS」といったハイエンドの端末もあれば、米GoogleのAndroid搭載端末や米MicrosoftのWindows Phone搭載端末の低価格モデル、カナダResearch In Motionの「BlackBerry Curve」といったローエンド端末もある。タブレットも、ユーザーを魅了しようとしのぎを削っている。

 従来のIT管理といえば、Active Directoryを使ってWindows端末を管理するなど、1つの手段だけでシステムを管理してきた。しかし、さまざまな端末とOSが存在し、同じOSであってもバージョン間で違いがある現在、それは不可能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...