調査結果によると、サーバ仮想化を導入している企業の多くが運用や管理に課題を抱えているという。一方、回答者の4割はいまだ仮想化を導入してない。仮想化を導入するメリットは本当にないのだろうか。
TechTargetジャパンでは2012年7月、サーバ仮想化に関する読者アンケート調査を実施した。そこで明らかとなった以下3点の課題に対し、ソリューションベンダーからの提案をお届けする。
現在抱えている3つの課題
課題1:バックアップ/災害復旧の方法が分からない
課題2:障害の特定、キャパシティー管理が困難
課題3:運用管理ノウハウに不安
物理/仮想化混在、ハイパーバイザー混在の管理に最適
サーバ仮想化の運用管理で難しいとされるバックアップ、そして障害やキャパシティー監視。これらは、仮想化ソフトウェアの標準ツールだけではなかなか負荷を軽減できない課題となっている。
仮想化環境の可用性、セキュリティ、データ保護の最新動向
仮想化の利便性や効果を知りながらも、いざ基幹システムへの適応となると可用性やセキュリティ、災害時の継続性に不安を感じる企業は少なくない。しかし、こうした不安は既に「誤解」になっている。
製品リポート:NEC CLUSTERPRO X
多くのユーザーが不安に感じているサーバ仮想化環境の障害対策。他の会社はどういった対策を行っているのか。企業の実際の導入事例から仮想化システムの障害対策のあるべき姿を紹介する。
物理仮想環境を包括的に保護するバックアップソリューション「Symantec NetBackup」
仮想化は企業ITにまつわるさまざまな課題を解決してくれるが、場合によっては新たな課題を突き付けることもある。その課題の1つはバックアップ。だが適切なソリューションを選んでおけばその多くは解消される。
ハイパーバイザーの乗っ取り、ディスクI/Oの競合……
「物理環境も仮想環境も、セキュリティ対策でやるべきことは同じ」という考えは大きな誤解。実は仮想環境には、特有のセキュリティリスクが厳然と存在する。本稿では代表的なリスクとその対策を紹介する。
デル
デルのHDD、SAS SSD、Express Flashで業界標準ベンチマーク「TPC-E」を実施。トランザクション性能、I/O性能、レイテンシを徹底検証した結果をまとめたホワイトペーパー。
ファルコンストア・ジャパン
現在のビジネス環境では障害発生時間はそのまま機会損失となり、売り上げ減へとつながってしまう。数分で事業を再開するためにはバックアップだけでは足りない。今こそ真の意味でのディザスタリカバリを考えよう。
サーバ仮想化に関する読者調査結果リポート
既にサーバ仮想化を導入している企業は6割にも上る。今後のハイパーバイザーの導入意向では、Hyper-Vが大きく伸びている。
運用管理ツールから見るサーバ仮想化製品【第1回】
仮想化によってITシステムを統合することと、プライベートクラウドを展開することは違う。両者の違いを整理しながら、プライベートクラウドへの移行ステップを解説。プライベートクラウドの本質的な価値に迫る。
SMBのためのサーバ仮想化導入のポイント【第2回】
無計画なサーバ仮想化の導入は、後々のリソース不足やオーバースペックによる過剰投資を招く。本稿ではSMBがサーバ仮想化で失敗しないための3つのプロセスから、既存環境の現状分析と移行作業のポイントを解説する。
セキュリティ製品用API提供の動きも
仮想環境には、物理環境にはないセキュリティ課題が幾つかある。本稿はサーバ仮想化に絞り、サーバ仮想化特有の課題を解決するセキュリティ製品の最新動向を解説する。
キーワードでひもとくバックアップ最新事情【最終回】
サーバ仮想化環境のバックアップはそれほど難しい作業ではない。しかしサーバを仮想化によって集約しているために、思わぬコストが発生する可能性があるので注意が必要だ。
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