「NoSQL」「RDBMS」を比べて分かる、ビッグデータに適したDBとは?二者択一ではなく組み合わせが重要

ビッグデータ活用を進める上で、まず理解すべきなのが「NoSQL」「RDBMS」の2大データベースの特徴だ。これらの違いを理解すれば、適切なデータベースシステムの姿が見えてくる。

2013年03月15日 08時00分 公開
[Frank Ohlhorst,TechTarget]

 データ型には、固有の特徴を持つさまざまな種類がある。多様なスキーマ(データ構造の定義)を理解することは、企業が持つ複雑なデータセットを構成する知的財産やトランザクション、その他の要素から大きな価値を引き出そうとしているIT担当者にとって、これまでになく重要になっている。現在、一般的なデータベースはリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)とNoSQL(「Not only SQL」の略)に大別されるが、これらは企業の全てのデータを扱えるのだろうか。

 今日の企業には多種多様なデータがあふれている。構造化/非構造化データ、アーカイブデータ、Indexed Sequential Access Method(ISAM)ファイル、さらにはビデオ、オーディオファイル、各種のログ、ソーシャルメディア情報(ツイートなど)といった具合だ。こうしたデータの管理は大変であり、相互に関連させるのはもっと大変だ。さらにこれらの情報は、量や生成速度、種類が増しており、潜在価値が大きくなっている。

 データの増大が顕著になり、処理方法の再定義が進みつつある。焦点となっているのが、「ビッグデータ」という何の変哲もない名前で呼ばれる膨大で多様なデータだ。従来の技術では、ビッグデータを取り込んで分析し、価値を引き出すことができないという問題意識が背景にある。こうした中、ビッグデータが扱えるように設計された、やや実験的でもある新しい技術が台頭してきている。「Apache Hadoop」などのデータ処理プラットフォーム、NoSQLなどのデータストアがそれだ。

NoSQL vs. SQL:特徴を押さえる

 こうした技術を使うと、ビッグデータをどのように扱うことができるのか。最初に理解しなければならないのは、データベース管理者やデータアナリスト、ITマネジャーが対処すべき2種類のデータベース、RDBMSとNoSQLだ。それと同時に、この両方のデータベースへ統一的にアクセスする仕組みに加え、それらのデータのマイニングやアーカイビング、活用の機会を提供する方法も理解しなければならない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

髫エ�ス�ス�ー鬨セ�ケ�つ€驛「譎擾スク蜴・�。驛「�ァ�ス�、驛「譎冗樟�ス�ス驛「譎「�ス�シ驛「譏懶スサ�」�ス�ス

事例 アルテリックス・ジャパン合同会社

データ処理の効率化に成功、ゼンリンマーケティングソリューションズの取り組み

ゼンリンマーケティングソリューションズでは、地図情報によるデータ分析作業を効率化するため、プログラミング不要のデータ分析ツールを導入した。同社はどのような製品を採用し、課題解決につなげていったのだろう。

事例 アステリア株式会社

ノーコードでアプリ開発とデータ連携を実現、9社の事例に学ぶ現場DXの推進術

工場や倉庫などの現場では、人手不足などにより業務負担の増大が懸念されており、業務のデジタル化と業務プロセスの改善が急務となっている。そこでモバイルアプリの作成からデータ連携までをノーコードで実現できる製品が注目されている。

製品資料 ジオテクノロジーズ株式会社

6つのユースケースから学ぶ、「人流データ」の効果的な活用方法

広告や小売、観光振興、まちづくりなど、さまざまな領域で導入が進む「人流データ」。その活用でどのような施策が可能になり、どのような効果が期待できるのか。人流データ活用の6つのユースケースを紹介する。

製品資料 ジオテクノロジーズ株式会社

基礎から解説:「人流データ」の特徴から活用におけるポイントまで

人の動きを可視化した「人流データ」。屋外広告の効果測定や出店計画、まちづくりや観光振興など幅広い領域で活用されている。その特徴を確認しながら、価値のある分析・活用につなげるためのポイントを解説する。

製品資料 サイオステクノロジー株式会社

ITインフラの自動化を実現、いま注目のクラウド型マネージドサービスの実力

複雑化を続けるITシステムの運用管理は、企業にとって大きな負担だ。そこで負担を軽減するものとして注目したいのが、クラウド上でさまざまな機能を利用できるマネージドサービスだ。本資料では、その詳細を解説する。

驛「譎冗函�趣スヲ驛「謨鳴€驛「譎「�ス�シ驛「�ァ�ス�ウ驛「譎「�ス�ウ驛「譎「�ソ�ス�趣スヲ驛「譎「�ソ�スPR

From Informa TechTarget

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは

いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。

TechTarget驛「�ァ�ス�ク驛「譎「�ス�」驛「譏懶スサ�」�趣スヲ 髫エ�ス�ス�ー鬨セ�ケ�つ€鬮ォ�ェ陋滂ソス�ス�コ�ス�ス

ITmedia マーケティング新着記事

news025.png

「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

news014.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news046.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。