SDNに冷や汗をかかされているネットワーク管理者たちへ使い慣れた既存技術が一番?

ネットワーク管理者はエンジニアだ。機器を触らず画面上で管理ができてもそれほど嬉しくない。むしろ勝手に構成変更されてサービスが混乱するかもしれないことに、恐れおののくだけだ。

2013年07月08日 08時00分 公開
[Patrick Hubbard,TechTarget]

 SDN(Software Defined Networking)の実運用が注目されつつある。ベンダーの宣伝文句が飛び交う中、SDNを本番環境に導入して成功を収めている事例もちらほら見かけるようになった。そして早くも明らかになってきたことが1つある。オープンなAPIフレームワーク自体が革命をもたらすわけではないことだ。

 実際、一部のネットワークエンジニアには、まだSDNが実現するようなネットワークプログラマビリティを活用する準備ができていない。しかもSDNはネットワーク管理戦略の再構築とその生産性向上を可能にするが、われわれはそうした試みが失敗する例を過去に見てきた。SDN によって変革を成し遂げるには、ベンダーや標準化団体、実務家など、全ての関係者が意欲を持ち続けるしかない。

従来のネットワーク管理戦略に固執するエンジニア

 ここから先は、米Cisco Systemsに難癖をつけているように見えるかもしれないが、そのつもりはない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news171.jpg

日本テレビの運用型テレビCM「スグリー」、プレミアパートナー企業9社を認定
日本テレビは、テレビCM枠をWebで購入できるサービス「スグリー」のプレミアパートナー9...

news092.jpg

ウェルチのCMOが語るリブランディング 脱「ぶどうジュースの会社」なるか?
Welch’s(ウェルチ)が製品の品揃えを拡大する中で、CMOのスコット・ウトケ氏はブランド...

news085.jpg

OpenAI、Google、etc. 第59回スーパーボウルで賛否が分かれた“微妙”CMたち
スーパーパーボウルLIXでは、有名人やユーモア、政治を前面に押し出した広告について、賛...