クラウド活用では「得られるメリット」を正しく理解しよう「ひとり情シス」課題別解決マニュアル【第4回】

クラウドはIT資産を自社で所有しないため、自社内での管理/運用の負担が軽減されると一般的にはいわれている。しかし、本当に導入価値があるか判断できず、個人向けサービスの勝手な利用も不安であるはずだ。

2013年10月21日 08時00分 公開
[岩上由高,ノークリサーチ]

 本連載ではIT管理/運用の業務に日々一人で奮闘する「ひとり情シス」の方々に向けて、IT活用のポイントを実際の調査データを踏まえて紹介している。

 連載の第1回「誰も当てにできない「ひとり情シス」の本当の苦悩とは?」は全体状況を俯瞰した上で、ひとり情シスが直面しやすい3つの課題を挙げた。第2回「ひとり情シスに贈る、頼れる販社/SIerの見分け方」は最初の課題である「課題1:販社/SIerとうまくコミュニケーションが取ることができず、自社が必要としているソリューションを提案してもらえない」について、第3回「運用管理コストをもっと削減できる、Windows/モバイル徹底活用術」では2番目の課題である「課題2:スマートデバイスの効果的な活用法が分からないことに加え、拠点に散在しているPCのトラブル対応で手いっぱいである」について取り上げてきた。

 最終回となる今回は、3番目の課題である「課題3:クラウドコンピューティングを導入する価値が本当にあるかどうかの判断ができず、一方で個人向け無償クラウドの勝手な利用も不安である」について考えてみよう。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...